妊娠中の生活について
妊娠期間中を心身ともに健康に過ごし無事に出産を迎えるためには、日常生活や環境、栄養など、いろいろなことに気を配る必要があります。
お母さんの食事が赤ちゃんを育てます
特定の食品に偏らないように、バランスよく食事を摂取しましょう。
妊娠中・産後のママのための食事BOOK(PDFファイル:3.4MB)
妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針(PDFファイル:1.7MB)
気をつけたいこと
妊娠中は食中毒に感染しやすくなったり、食べるのを避けた方がよい食品もあります。
食品安全委員会ホームページ「お母さんになるあなたと周りの人たちへ−妊娠の前から気をつけたい食べ物のこと−」(外部リンク)
葉酸
葉酸とは葉酸は、海藻、レバー、豆類、緑黄色野菜などに含まれるビタミンB群の一つで、水溶性のビタミンです。
葉酸の摂取は、胎児の二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症リスクの低減に重要です。
受胎後およそ28日が神経管の形成には重要な時期であり、妊娠初期の女性、妊娠を計画している女性、妊娠の可能性がある女性は、食事に加え、サプリメントなどによって付加的に1日あたり400μgの葉酸の摂取が望まれます。神経管閉鎖障害の発症の原因は葉酸欠乏だけではないため、葉酸を摂取すればリスクがなくなるわけではありません。サプリメントなどからの摂取は葉酸を取り過ぎてしまい体を害するリスクもあるため、普段の食事を整えることが大切です。
葉酸はほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜、枝豆や納豆、いちごなどに多く含まれています。葉酸は水に溶けやすく熱に弱いので、生で食べる、蒸すなどの調理方法がおすすめです。
鉄分
20代での鉄分摂取の推奨量は6.5mgですが、妊娠初期では+2.5mg、中・後期では+9.5mgの摂取が推奨されています。
鉄分は、レバーや赤身の魚、大豆やひじきなどに多く含まれています。鉄分の吸収を助けてくれるので、ビタミンCを多く含む緑黄色野菜と一緒に食べることも大切です。
ただ、鶏や豚のレバーにはビタミンAが非常に多く含まれているため食べるのはなるべく控えましょう。緑黄色野菜に含まれるカロテノイド(βーカロテンなど)は体内でビタミンAになりますが、カロテノイドによるビタミンA過剰症の心配はありません。
体重を上手に管理しましょう
妊娠期における望ましい体重増加量は、妊娠前のBMIによって異なります。日本産科婦人科学会の「妊娠中の体重増加指導の目安」を参考にしましょう。
国立健康・栄養研究所ホームページ「妊娠中の適切な体重増加量について」(外部リンク)
妊婦健診を必ず受けましょう
妊婦健診は妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行うものです。
もともと健康な方であっても、妊娠中に重い病気にかかることがあります。症状が進んでからでは治療は困難ですので、安全なお産のためには早期に発見し、適切な治療や保健指導を受けることが重要です。
妊娠期間をどのように過ごし、どんな出産をしたいか、医師や助産師とイメージを作っていきましょう。

妊婦健診で医師等の指導を受けたら(母性健康管理指導事項連絡カード)
体調がすぐれなかったり、勤務する上で不安に思うことなどがあれば、遠慮なく医師等に申し出ましょう。医師等から、妊娠中の通勤緩和、休憩時間の延長、つわりやむくみなどの症状に対応して勤務時間の短縮や作業の制限、休業などの指導を受けた場合には、会社に申し出て措置を講じてもらいましょう。
指導事項を会社にきちんと伝えることができるよう、医師等に「母性健康管理指導事項連絡カード」(以下「母健連絡カード」といいます。)に記入してもらい、会社へ提出しましょう。

男女雇用機会均等法では、事業主に対して、女性労働者が健康診査等に基づく指導事項を守ることができるようにするための必要な措置を講じることを義務づけています。
母健連絡カードはダウンロード(PDFファイル:595.3KB)または親子健康手帳の様式をコピーして使用することができます。
働きながらお母さんになるあなたへ(PDFファイル:6.3MB)
母健連絡カードを活用しましょう(PDFファイル:3.1MB)
シートベルトを正しく着用しましょう
正しい着用方法を守ることで、交通事故の被害から母体と胎児を守ることができます。
お腹の赤ちゃんが成長すればするほどお母さんの体重も増え、その分受ける衝撃はもっと大きくなり、胎児の生命に甚大な影響を及ぼします。

妊娠の状態は個人により異なりますので、シートベルトを着用することが健康保持上適切かどうか、医師に確認するようにしてください。
口腔トラブルに注意しましょう
ホルモンバランスの変化やつわりの影響でお口のなかの清潔が保ちにくく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
安定期に入り体調が落ち着いたら受診してみましょう。
赤ちゃんを迎える準備をしましょう
母親教室に参加しましょう
出産予定の病院が開催している教室に参加をしましょう。入院にむけての準備品や入院するタイミングなどを確認して準備をしましょう。
長久手市パパママ教室(初産婦のみ・予約制)
詳細はこちらをごらんください(内部リンク)。
環境を整えましょう
赤ちゃんとの生活には清潔で安全、快適な環境作りが大切です。
赤ちゃんが過ごすお部屋の家具はしっかりと固定し、赤ちゃんの周りには背の高い家具を配置しない、照明器具やメリーなどが落下しても大丈夫な場所にベビーベッドを配置しましょう。
アレルギー対策のために部屋を掃除し赤ちゃんの過ごす部屋のカーテンやカーペットなどをクリーニングしておきましょう。
育児用品をそろえましょう
親子健康手帳交付時にお渡ししている「何が必要?どう選ぶ?ママと赤ちゃんの用品」はオンラインでも読むことができます。
公益財団法人母子衛生研究会ホームページ「何が必要?どう選ぶ?ママと赤ちゃんの用品」(外部リンク)
衣服について
衣類は、皮膚の保護と保温が目的です。赤ちゃんに使用する前には一度洗ってからにしましょう。
チャイルドシートを忘れずに
退院の際に自家用車で帰る場合は、チャイルドシートを準備しておく必要があります。子どもを車に乗せる際、チャイルドシートの装着は法律で義務付けられています。
国土交通省ホームページ「自動車総合安全情報・チャイルドシートアセスメント」(外部リンク)
相談場所・窓口
子ども部子ども家庭課母子保健係
母子保健コーディネーター
母子保健コーディネーター※がお話を伺います。直接の相談をご希望される場合、不在の場合もありますのでお電話にて確認のうえ、いらしてください。
※相談支援を行う専門職です。長久手市では、保健師と精神保健福祉士が担当しています。
助産師訪問
電子申請または子ども家庭課窓口でお申し込みください。
申込書は親子健康手帳別冊に綴られています。
助産師と日程調整がありますので、ご希望の方はお日にちに余裕をもってお申し込みください。

働く女性の心とからだの応援サイト
医師や社会保険労務士などの専門家にメールで相談することができます。
働く女性の心とからだの応援サイト「女性にやさしい職場づくり相談窓口」(外部リンク)
あいち性と妊娠相談ほっとライン
「妊娠中の体調」だけでなく性や妊娠に関する悩みであれば、どんな不安や悩みでも相談することができます。
コミュニケーションアプリ「LINE」による相談です。
愛知県ホームページ「あいち性と妊娠相談ほっとライン」(外部リンク)

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女性の健康相談
愛知県では、公益社団法人愛知県助産師会に委託して、妊娠に関する様々なお悩みについての電話相談窓口を設けています。
関連リンク
この記事に関するお問い合わせ先
子ども部 子ども家庭課 母子保健係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1
電話番号:0561-56-0210
ファックス:0561-63-2100
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更新日:2025年12月11日