令和2年度第1回長久手市環境審議会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

令和2年5月15日 新型コロナウイルス感染予防対策のため、書面決議としました。

開催場所

-

出席者氏名(敬称略)

委員 成田暢彦
委員 石橋健一
委員 長谷川明子
委員 増田理子
委員 荒川俊史
委員 鶴見紘二
委員 廣田賢一
委員 水野正人
委員 森田直美
委員 森広幸
委員 Peter Heinl
委員 岩渕 準
委員 吉田弘美
委員 水岡惠子
委員 青木幸子
委員 森山輝久

審議の概要

議題

  1. 長久手市環境審議会委員の委嘱及び役員の選任について
  2. 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について

公開・非公開の別

-

傍聴者人数

-

問合先

長久手市環境課環境係
電話 0561-56-0612(直通)

会議録

議事1 長久手市環境審議会委員の委嘱及び役員の選任について

 本来であれば、委員の互選によって、会長と副会長を1人ずつ置きます。今回は書面による開催のため、事務局から提案させていただきます。昨年度長久手市長から環境審議会へ「第4次長久手環境基本計画」についての諮問を受け、今期は答申を行うことから、継続して、会長として、愛知学院大学講師成田暢彦先生に、副会長として NEXPO (長久手・万博継承会)岩渕準様に、ご就任いただくことで、決議を求めます。

議事1 表決結果

 賛成 16 反対 0

議事2 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について

 第4次長久手市環境基本計画(2021年度~)の策定に向け、令和元年度から、ワークショップやアンケートを通じ、市民や審議会委員の皆様から、ご意見やアイデアをいただいて参りました。事務局でご意見等を集約し、基本方針案を作成しましたので、基本方針について委員会の決議を求めます。なお、別紙に策定の過程、昨年12月に開催した審議会ワークショップの内容を掲載しております。骨子については、委員の皆様のご意見を賜る機会を、別に設ける予定です。

議事2に関わる意見等

NO.1 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について

 環境に対して真面目に取り組む基本方針が出されており、とても良い案だと思います。ただ、長久手市はこの10 年で、IKEA やイオンモール、住宅地開発によって多くの貴重な自然が失われており、最近では太陽光発電も多くみられるようになってきました。さらに、来年の開園を目指しているジブリパークの駐車場建設なども挙げられます。これらに対して、どのように対策するのか、もう少し具体案があると良いと思います。
 再生可能エネルギーと自然環境破壊に対して、どのようにバランスをとるのかについても、少し考えて行く必要があると思います。

事務局の回答

 ご指摘いただきました自然環境の保全の視点を含め、本市を取り巻く変化に対策を講ずるための施策を、計画に盛りこむことを考えています。具体案については、新計画における重点施策として掲げることも検討したいと思います。
 重点施策等の具体案につきましては、環境審議会委員による作業部会ワークショップの場を設けて、検討していきたいと考えていますので、ぜひ委員の皆様には、具体案を持ち寄っていただき、話し合いにご参加いただきたいと思います。(現段階では6月頃開催予定です。資料その他A 年間スケジュールをご覧ください。)

NO.2 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案「C.自然共生のくらしと地域づくり」について

 みどりの推進課が推進する「緑の基本計画」との整合性はとれているのでしょうか。市には「○○基本計画」という名前の計画が多く、条例の体系がどうなっているのか、それぞれがどのようにつながって連動しているのか疑問に思いました。

事務局の回答

 環境基本計画は、長久手市総合計画に基づくその他の行政計画による施策等を横断的にとらえた総合的な計画であり、環境の保全及び創造に関する取り組みの基本的な方向を示すものとして位置づけられます。
今後、より横断的な計画として機能していくために、骨子案を作成する段階で、庁内の関連部署のヒアリングを行い、緑の基本計画を含め、相互の計画の方向性を一致させ、整合性について調整を図る予定です。さらに、SDGs の視点を持ち、事業の統廃合を行ったり、連携して協働で取り組む視点も取り入れたいと考えています。

NO.3 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案「C.自然共生のくらしと地域づくり」について

 東部丘陵生態系ネットワーク協議会との整合性はとれているのでしょうか。たとえば、ネットワーク協議会の目標は「ギフチョウやトンボの舞うまちづくり」です。これとつながりのある内容となるのでしょうか。
 東部丘陵生態系ネットワーク協議会は、長久手市近隣の市町村も含めて取り組む団体です。その取り組みも加味した内容とすべきではないでしょうか。

事務局の回答

 ご指摘のとおり、長久手市は、東部丘陵生態系生態系ネットワーク協議会の構成団体として、東部丘陵生態系ネットワーク形成ロードマップに基づき、長久手市の立場に応じた取組を推進することが求められています。
 長久手市では、これまで生物多様性エリアの設定や、二ノ池湿地群保全管理計画を策定してきました。新計画も、東部丘陵生態系ネットワーク形成ロードマップに資する内容とするのがよいと考えます。

NO.4 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案「C.自然共生のくらしと地域づくり」について

 具体的な行動内容について、「愛N クリーン」は、この基本計画と紐付けるのでしょうか。
 また、長久手市では、歩道橋に企業名等を掲載する事業者募(ネーミングライツパートナー)募集の取り組みをしていることを聞きました。同様に、市との協働の取り組みとして、「アダプトプログラム」なども取り入れてはいかがでしょうか。

事務局の回答

 「愛N クリーン」とは、まちづくり協議会(小学校区ごとの地域に根ざした団体のネットワーク組織)・連合会・区長会等が主体となって開催する、市内一斉清掃活動です。地域の清掃活動は、基本方針案の中では、「D.安心・安全のくらしと地域づくり」の「D-1 みんなの生活環境を自分たちで守る」の中に位置づけ、地域が主体となって実施していくべきと考えています。行政は先導する役ではなく、主体となる地域や市民団体の自主性を高めるための支援をする役割を担っていきます。
 「アダプトプログラム」とは、市が管理する道路や河川などの公共の場所に対して、市民や地元事業所が「里親」になっていただき、行政の取り決めの下、ボランティアで環境保全活動に取り組んでもらおうというものです。環境課の現在の取り組みとしては、二ノ池湿地群や杁ヶ池公園について、ボランティアで保全活動に取り組んでくださる市民団体のご協力のもと、管理を行っています。このような取り組みが充実するよう、基本計画案の「D-1 みんなの生活環境を自分たちで守る」に位置づけ、行政として仕組み作りや促進のための支援を検討していくよう考えます。

NO.5 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について

 今回、将来の目標を設定しましたが、第3次基本計画も着実に実行できていますので、第3 次基本計画とのつながりがみえると、わかりやすいのではないかと感じました。具体的には以下の4 点が気になりました。

  1. 将来像
    頭に“自然と環境にこだわり、”を追加し、「自然と環境にこだわり、くらし安心や健康、幸せや豊かさを実感できる。」としてはいかがでしょうか。
  2. C-1 在来種を大切にする
    生物の保全には、場を確保することも重要だと考えています。「在来種及び生物の生息・生育場所を大切にする」としてはいかがでしょうか。
  3. D 安心・安全のくらしと地域づくり
    D-3 として、「水循環、大気汚染など公害について監視を続け、防止する」を加えるのはいかがでしょうか。現状実施しており、維持し続けることも重要かと考えました。
  4. E-4
    連携先に”市民” もしくは、”市民団体”を追加するのはいかがでしょうか。「市民(団体)・大学・事業者と連携する」「広域的に連携」のなかに入っているようでしたら特に追加しなくてもいいです。
事務局の回答
  1. 将来像
    頭に“自然と環境にこだわり、”を追加し、「自然と環境にこだわり、くらし安心や健康、幸せや豊かさを実感できる。」としてはいかがでしょうか。
    ご提案どおり、修正を検討します。
  2. C-1 在来種を大切にする
    生物の保全には、場を確保することも重要だと考えています。「在来種及び生物の生息・生育場所を大切にする」としてはいかがでしょうか。
    ご提案どおり、修正を検討します。
  3. D 安心・安全のくらしと地域づくり
    D-3 として、「水循環、大気汚染など公害について監視を続け、防止する」を加えるのはいかがでしょうか。現状実施しており、維持し続けることも重要かと考えました。
    ご提案どおり、修正を検討します。
  4. E-4
    連携先に”市民” もしくは、”市民団体”を追加するのはいかがでしょうか。
    「市民(団体)・大学・事業者と連携する」「広域的に連携」のなかに入っているようでしたら特に追加しなくてもいいです。
    ご提案どおり、修正を検討します。

NO.6 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について(感想)

 2050年までの目標が「基本方針」、2030年までの計画実施方針のようなものを別途設けるとの認識でよろしかったでしょうか。市としての環境基本方針が打ち出せており、良いと思います。第4 次長久手市環境基本計画の方針としては、後者の2030年までの方針が重要になるのではないかと感じました。
 難しいところですが、イメージ図は、一般の方に伝えやすいツールなので、内容だけではなくデザイン的な要素も大切かと思います。一概にどれが良いとは言えませんが、いろいろな考え方に触れるのが良いかと思いますので、参考として私のイメージをお伝えします。
個人的なイメージ(注意)私のイメージに似た図を参考資料に添付します。

  • 脱炭素、自然共生、循環型の地域づくりの中心に“人づくり”があって、そこから、周囲に派生していく
  • 様々な地域づくりを包括する形で、“安心・安全なくらしや地域”が完成する
多様な効果イメージ図

イメージ図の例

出典:グリーンインフラに関する調査報告書(2020年03月)一般社団法人日本建設業連合会土木工事技術委員会環境技術部会
刊行物詳細(一般社団法人日本建設業連合会のサイト)

  • 長久手市の場合は、脱炭素、自然共生、循環型3 つに関する、人づくり・地域づくり(上図でグリーンインフラ部分)を実施
  • すべてを包括する形で、安心・安全なくらしや地域(上図で多様な効果)を実現
 事務局の回答

 2050年までの目標が「基本方針」、2030年までの計画実施方針のようなものを別途設けるとの認識でよろしかったでしょうか。第4 次長久手市環境基本計画の方針としては、後者の2030年までの方針が重要になるのではないかと感じました。
 ご指摘のとおり、2030までの途中経過としての目標を別途設定する必要があると考えています。
また、基本方針イメージ図については、ご意見の通り、市民へ伝えるために重要なものと考え、引き続き委員の皆様からご意見をいただき、次回審議委員を交えた打合せ等で審議することを検討しています。ご提案いただいた図をあてはめたものが以下のイメージです。引き続き、委員の皆様からご意見等いただけましたら幸いです。

安心安全なくらしイメージ図

NO.7 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について

 第4次長久手市環境基本計画について、SDGs との関連性を記載できるとよいかと思います。令和元年度もSDGs 関連事業を実施されていること、一方で、調査結果からはSDGs の認知も低いことなどが明らかになっています。そこで、環境基本計画にSDGs のロゴや、パートナーシップを明記することで認知度は上がると思います。ただ、総合計画との関係することなので、容易ではないことは承知しています。

事務局の回答

 新計画の策定にあたり、SDGs の考え方を活用することを予定しています。現段階で検討しているのは、議事資料2裏面「基本方針のイメージ図」にあるようなSDGs の概念について、掲載を検討しています。例えば、持続可能で多様性と包摂性のある社会~誰一人取り残さない~、であったり、5つのP(People(人間)、Planet(地球)、Prosperity(豊かさ)、Peace(平和)、Partnership(パートナーシップ))であったり、『経済成長』『社会的包摂』『環境保護』の調和などです。具体的な掲載案などがありましたらご意見ください。SDGs 関連のロゴについては掲載する方向で検討していきたいと思います。

NO.8 第4次長久手市環境基本計画の基本方針案について

 基本方針のイメージ図について、イメージ図とSDGS 概念を合わせたのは良いことだと思います。
ただ、左側の円の図がちょっとしっくりきませんでした。「安心・安全のくらしと地域づくり」が「脱炭素や循環、自然共生」と分離されているようにみえてしまいます。また、それらを下支えする「人づくり」も分離しているように
見えてしまいます。つまり、「脱炭素や循環、自然共生」が3つの重なり合う円になっているのに、「安心」と「人づくり」が重なっていないのが違和感なんだと思います。
 重なり合う円にするなら、全部が重なる(例えば、花びらみたいに)するとか、もしくは、全部それぞれ独立した円にして、全体の枠の中に入れるとかするとか、「地域づくり」を土にみたて、茎を「循環」双葉に「脱炭素」と「自然共生」そして茎の上の花に「安心・安全」を明記とか、いかがでしょうか?

事務局の回答

いただいたご提案をあてはめたイメージ図を作ってみました。基本方針イメージ図については、ご意見の通り、市民へ伝えるために重要なものですので、引き続き委員の皆様からご意見をいただき、次回審議委員を交えた打合せ等で審議することを検討しています。引き続き、委員の皆様からご意見等いただけましたら幸いです。

安心安全イメージ図

議事2 表決結果

 賛成 16 反対 0

その他の意見等

その他 審議会事務局の対応について

 長久手市環境審議会で受けた意見について、どのように考慮したのでしょうか。そのフィードバックは、次回の環境審議会で示さないのでしょうか。

事務局の回答

 前回の環境審議会でいただきましたご意見「第3 次計画の評価をまとめたうえで、第4 次の策定に入っていくべきだと思います。」というご意見を受けて、今回の添付資料に「第3次長久手環境基本計画【改訂版】(2016年3月)の実施状況の整理」としてお示しさせていただきました(参考資料2の最終3ページです。(12 月開催の作業部会ワークショップの際にお配りした資料と同様です。)。
 補足として、今回の環境基本計画の基本方針案(議事資料2の1ページ目)は、令和元年12 月に実施した長久手市環境審議会環境基本計画作業部会ワークショップ「将来に向けて長久手が取り組むべきアイデアを出しあおう!」に基づいて作成しました。低炭素社会グループ・循環型社会グループ・自然共生社会グループごとのまとめを抽出したものを、第4次長久手市環境基本計画基本方針案(議事資料2の1 ページ目)にまとめました。
 事務局としては、このように、審議会でのご意見をまとめたものと考えております。これについて、ご意見等ありましたらご教示ください。委員の皆様のご意見をフィードバックしながら、新計画を作り上げていきたいと考えていますので、引き続きよろしくお願いいたします。

資料

この記事に関するお問い合わせ先

くらし文化部 環境課 環境政策係
〒480-1196 愛知県長久手市岩作城の内60番地1

電話番号:0561-56-0612
ファックス:0561-63-2100

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