平成29年度第1回臨時教育委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成29年7月20日(木曜日)午前9時から午前9時25分まで

開催場所

北庁舎 第5会議室

出席者氏名(敬称略)

 委員長 加藤正雄
 委員 横田真規子
 委員 羽根しげ子
 委員 細川 修
 教育長 堀田まゆみ
 事務局
 教育部長 加藤 明
 教育部次長 川本晋司
 指導室長 瀧 善昌
 指導主事 谷口 誠
 指導主事 竹下直代
 教育総務課課長 山端剛史
 教育総務課課長補佐 水野真樹
 教育総務課庶務教育係長 諸戸洋子

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 議題
    • (1)教科書採択について
    • (2)その他
  2. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

4人

問合先

教育部 教育総務課 0561-56-0625

会議録

委員長 ただいまから、第1回臨時教育委員会を始めます。本日の議事録署名者は、堀田教育長にお願いします。それでは、議事に入ります。事務局の提案をお願いします。

事務局 平成30年度使用小中学校教科用図書の採択について説明させていただきます。はじめに、教科用図書の採択に係る全体概要を説明します。資料1の「愛知県平成30年度使用義務教育諸学校教科用図書採択基準」をご覧ください。これは、愛知県教育委員会が示す教科用図書の採択基準ですが、基本的な方針として、1に示されたとおり「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」の規定に基づいて実施することとなっています。また、3、4、5に示されたように、採択地区協議会を設けて慎重かつ公正に、綿密な調査研究に基づき、種目ごとに一種選択することとなっています。次に、「採択にあたって準拠すべき事項」として、1、2に示されたように平成30年度使用小中学校教科用図書には、平成29年度使用教科用図書と同一の教科書を採択することとなっています。ただし、小学校「特別の教科 道徳」については、教科書見本を十分調査研究し、採択地区内小学校の編成する教育課程に最も適する教科書を採択することとなっています。3以下については、特別支援学校、県立、私立学校に関することですので省略します。

続いて、長久手市が属する尾張東部教科用図書採択地区協議会の採択事務に関する経過報告を行います。3月1日に諮問を受け、市町教育長が協議会委員、道徳の研究員を推薦することになりました。以降、4月28日、5月9日、5月23日、7月11日に協議会・道徳研究員打合会が開催されました。この間道徳の調査研究が行われ、7月11日に結果が尾張東部教科用図書採択地区協議会に報告され、採択案がまとめられました。資料2の教科用図書の採択案一覧をご覧ください。まず、先ほど説明したように小学校道徳以外は小学校・中学校とも引き続き同じものを採択することになっていますので、よろしくお願いします。小学校道徳の案について審議の上、採択していただきますようお願いします。説明は以上です。

委員長 何かご質問、ご意見等ありますか。

委員 4月より4回開催された尾張東部教科用図書採択協議会のメンバーはどのような方たちですか。

事務局 協議会委員は、愛日各市町の、教育長、校長代表、教諭代表の3名ずつで構成されています。そこに、2名のPTAの方も加わり、総勢35名です。研究員は、校長1名が研究部長、その他8名の教諭が研究員となり、組織されます。愛日各市町から発行社と利害関係のない方をバランスよく選出しています。

委員 採択にあたっては、どのような観点で調査研究が行われましたか。

事務局 調査員や研究員は、次のような共通の観点をもって調査研究を行っています。

  • 1点目 学習指導要領の趣旨を踏まえているか。
  • 2点目 あいちの教育の基本理念に即しているか。
  • 3点目 児童の発達段階を考慮し、分量や内容が適切に選択されているか。
  • 4点目 児童が深く考えることができ、多面的多角的な見方や考え方ができるようになっているか。
  • 5点目 印刷の鮮やかさ、文字の大きさ、色彩は良いか。さらに、丈夫であるか、等の観点で選んでいます。

委員長 あいちの教育の基本理念は、「自らを高めること」と「社会に役立つこと」を基本的視点とした「あいちの人間像」の実現です。取組の視点として、1.家庭・地域・学校それぞれの主体性ある取組と連携の強化、2.全てのライフステージで切れ目のない学びが可能な環境づくり、3.県・市町村の役割分担を踏まえた連携・協力が掲げられています。このような県の基本理念に即しているか、という観点で調査研究が行われたということです。その他に質問がありましたらお願いします。

委員 教科道徳で新たに8社のうちから選定されたわけですが、どのような点が協議されましたか。

事務局 道徳についてお答えします。

  • 教材が多様な形式で掲載されており、児童の関心、意欲を高め、主体的に考えられるようになっているか。
  • 自己の良さを生かし、他を尊重する生活する大切さを教材にしたものが使われているか。
  • 各学年で身に付けてほしい道徳性を重点項目として設定し、自分のこととして考えやすい教材になっているか。
  • 児童が深く考えることができるよう、教材の最後に「考えよう」を設け、めあてについての問いに沿って考えることができるか。
  • 小学生が手に持ちやすいB5版であり、オフホワイト色の用紙を使用し、目や環境に配慮しているか。

等の点です。以上の点で審議され、光村図書を採択するということになりました。

委員長 その他何かご質問はありますか。

委員 8社を見比べて、内容的な差異はなく、見やすいものであるか、教員が伝えやすいものになっているか、という点で光村図書を採択するという事務局提案であると思いました。道徳は学問ではなく、善悪をわきまえて、正しい行動をなすために、守っていかなければならない規範の総称ですので、大人自身が努力していくことが非常に大事だと思います。

委員長 それでは、長久手市としては、採択された光村図書の道徳教科用図書を「平成30年度使用小学校教科用図書」として承認するということでよろしいでしょうか。

委員 異議なし。

委員長 では、全員賛成により承認とします。道徳以外の教科は「平成30年度使用小中学校教科用図書」は選定替えがありません。お認めいただけますでしょうか。

委員 異議なし。

委員長 ありがとうございました。資料のとおり「平成30年度使用小中学校教科用図書」を採択することとします。これで、臨時教育委員会を終了します。

関連資料

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