第9期第1回長久手市みどりの推進会議
開催日時 |
平成29年3月15日(水曜日)午後2時から午後4時まで |
---|---|
開催場所 |
長久手市役所エコハウス多目的室 |
出席者氏名(敬称略) |
委員 事務局 |
欠席者氏名(敬称略) |
袖川修武、廣田賢一 |
審議の概要 |
議題 報告事項 |
公開・非公開の別 |
公開 |
傍聴者人数 |
2名 |
問合先 |
長久手市建設部 みどりの推進課 緑化推進係 |
会議録
1.あいさつ
議事に先立ち、部長が挨拶。
第9期の第1回目の会議であったため、事務局及び委員の自己紹介を行った。
2.会長の選出
立候補または推薦を募ったところ、委員より浅井聡司委員の推薦があったため、
第8期において会長の職務代理者を務められていた浅井聡司委員を会長とすることを提案した。
委員全員の賛成により、浅井聡司委員が第9期会長となった。
また、会長の指名により、伊藤珠美委員が職務代理者となった。
3.議題(保存樹木の申請について)
保存樹木の申請について、長久手市長からみどりの推進会議へ諮問があった旨を事務局より説明した後、事前調査を行っていただいた木村雅史委員より所見の発表をしていただいた。
発言要旨
木村委員:
立地条件は良好であり、樹形も良い。
昨年の春頃に手前にあった木が伐採され、根の部分に西日が強く当たるようになったことにより、しばらく衰弱するかもしれないという懸念がある。
個人的には、今回は保留として、1,2年間様子をみたいと考えている。
委員:
1、2年経過し、この木がここで十分根付くようであれば、ちょうどこのあたりは里山なので、シンボルツリーとしていいかもしれない。
委員:
根を保護する対策を行うと良いと思うが、市において予算をつけてなにか行えないか。
事務局:
現状では個人の方の土地にあるただの木に過ぎないため、市の費用を支出して具体的な保護の策を講じるということは難しいが、この付近において里山整備事業を進めているため、今後検討させていただく。
委員:
仮に保存樹に指定されると沢山の人が訪れるようになる恐れがあるため、より養生を行う必要性があると思われる。せめて樹幹の周りだけでも防護柵をして、根元に人が入らないようにするべき。
事務局:
所有者へその旨お伝えする。
委員:
江戸彼岸桜は長寿の木であり、寿命は数百年あるため、市町村レベルで指定樹にするには、現在の42年という樹齢は少し若すぎると思う。株立ちになっており見栄えは立派だが、現時点で木自体の保存性というと疑問を感じる。
委員:
やはり今すぐに指定ということではなく、2、3年、もう少し様子をみるべきではないか。将来的には指定してもよいのではないかと思う。
会長:
では、引き続き所有者の方には管理していただき、様子を見て数年後に再度指定を希望するのであれば、その際にまた審議の対象にするということで、今回の申請においては保存樹木にふさわしくないと答申してよろしいか。
委員:
一同意義なし。
会長:
では、保存樹木として指定するには相応しくないと答申する。 今回の指定は見送る形となったが、数年後の状況をまた確認していきたいということで、事務局から所有者の方へその旨をお伝えいただきたい。
4.報告事項
(1)長久手市みどりの推進計画の見直しについて
報告事項の1つ目の「長久手市みどりの推進計画の見直し」について、事務局より説明を行った。
発言要旨
事務局:
現在のみどりの推進計画は、平成24年3月に改定しており、改定から5年が経過し、現在の状況と相違している点も多く生じてきている。そのため、来年度の平成29年度において、時点修正という形で、現行のみどりの推進計画を見直して行きたいと考えている。その際には、皆様の意見を伺い、作業を進めていきたい。
委員:
5年前と比較して、ショッピングモールができたり、三ケ峯で開発が進んだりと様々な変化がみられる。また、個人的には、市街化区域における緑被率が急速に下がってきていると感じている。見直しに当たっては、そのような状況もしっかりと捉えていかなければならない。
委員:
杁ヶ池公園について、昔は木で作られていた防護柵が擬木になったり、園路が土からアスファルト舗装へ変えられたりしている。目先の使いやすさも大切だが、もっと自然に配慮できないか。
事務局:
自然の風合いのものも大切であるが、行政として、安全性や維持管理の費用の面も考慮しなければならないため、バランスの良い施行を心がけていきたい。
委員:
長久手市に住み、名古屋市にある職場へ通勤しているが、名古屋市と比較して、長久手市の街路樹はとてもメンテナンスが行き届いていると思う。
しかし、民有地にある緑地の管理は今ひとつであると感じている。条例により、集合住宅等を建てる際には、面積に対して一定の割合の緑地を設けなければいけないという規定があると思うが、その後のメンテナンスがなされていない。できた直後はきれいだが、しばらくすると低木や芝生のあたりに雑草が繁茂している状況が見受けられる。
緑地について、広くても手入れがされていない状況よりは、小さくてもきれいに管理されているもののほうが、景観として良いのではないか。面積要件にこだわる必要はないと思う。
事務局:
市街地の民有地における緑地の管理は、市としても課題と捉えている。 現状条例による緑地の確保義務については、本市は厳しい規定を設けており、その規定をクリアするため、事業者は目立たないところに木を植えたりすることが多い。そのような状況を改善するために、面積のみによる基準ではなく、例えば道路沿いに植えた木は緑地面積としての換算を多く算定するなど、視覚的に有効な位置に緑を配置することによる緩和措置等について、現在検討を始めているところである。
委員:
みどりをどう活かすことができるか、具体的な方法についても、この推進会議で考えていきたいと思う。
事務局:
来年度はみどりの推進計画の時点修正に留まるが、その後、平成31年度には、みどりの推進計画の上位計画であり、本市の緑化行政の根幹となるみどりの基本計画についても改訂を予定しているため、ご承知置きいただきたい。
委員:
長久手市へ住んでいる理由として、みどりが多いからという人も多いと思うが、その人たちはみどりの質のようなものをどこまで考えているのかと疑問に感じている。なぜならば、みどりは好きだけど落ち葉は嫌い、草刈りは面倒くさい、という話をよく耳にするからである。私はそういったことも全て含めてみどりであると考えているため、みどりを手入れすることについての教育を進め、緑化意識の高揚を図り、みどりについて、維持・管理までしっかりと行う人がいっぱりいるまちづくりを推進できると良いと思う。
委員:
現行のみどりの推進計画の中に、「みどりの啓蒙」という表現があるが、「啓蒙」ではなく「啓発」とするべきだと考える。
(2)里山整備事業への取組みについて
報告事項の2つ目の「里山整備事業への取組み」について、事務局より説明を行った。
事務局:来年度以降も、地元団体等と連携して引き続き里山関連イベントを開催し、市民の方により里山に興味を抱いていただけるよう、事業を進めていきたい。
この記事に関するお問い合わせ先
- このページに関するアンケート
-
より良いウェブサイトにするために、このページのご感想をお聞かせください。
更新日:2020年11月30日