平成27年度総括衛生委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成28年3月23日(火曜日)午後3時から午後4時

開催場所

市役所西庁舎3階学習室1

出席者氏名(敬称略)

委員長 川本忠
 委員 加藤明
 委員 大澤孝明
 委員 安田典正
 委員 中島由美恵
 委員 稲垣直子
 委員 児島啓子
 教育総務課長 角谷俊卓
 指導室長 夏目知好
 指導主事 大井雅夫
 教育総務課長補佐 水野真樹
教育総務課長補佐 山田美代子

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 議題
    • (1)教職員健康診断について
    • (2)校内安全衛生委員会の結果等について
  2. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0人

問合先

教育部 教育総務課 0561-56-0625

会議録

司会 ただいまから、平成27年度総括衛生委員会を始めます。始めに、教育部長川本から、ごあいさつ申し上げます。

部長 (あいさつ)

事務局 続きまして、本日配布しております資料の確認をしたいと思います。次第の次に名簿、資料1「長久手市立小中学校教職員安全衛生管理に関する要綱」、資料2「平成27年度公立学校教職員定期健康診断報告書」、資料3「改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック」、資料4「平成27年度各校内衛生委員会記録」となっております。よろ しいでしょうか。 では、次第2 長久手市立小中学校教職員安全衛生管理に関する要綱について、説明をお願いします。

事務局 では、資料1をご覧ください。 第1条において、この要綱の趣旨を規定しており、労働安全衛生法の趣旨に基づく職員の安全及び健康の確保並びに快適な職場環境の形成を促進するための安全衛生管理体制の整備について、必要な事項を定めるものとすると規定しています。 第2条では、教育委員会の責務を規定しています。 第3条では、職員の責務として、教育委員会及び次の第4条で規定している総括安全衛生管理者等が、法令及びこの要綱に基づいて講ずる職員の安全及び健康確保、快適な職場環境の形成のための措置に協力するよう努めなければならないと規定しています。第4条では、総括安全衛生管理者として教育部長、総括安全衛生副管理者として教育部次長、安全衛生管理者として各小中学校長、衛生推進者として、校長が指名する者と規定しています。 第5条では、第4条で定めた者の職務を規定しています。第6条では、本日開催しております総括衛生委員会の設置について規定しており、第7条では、本委員会の組織について規定しています。また、同条の第4項で委員の任期を1年とし、ただし、再任を妨げないと規定しています。第8条では、委員会の業務について規定しています。 第9条では、委員会の運営について規定しています。第10条では、庶務について、第11条では、雑則について規定しています。 以上で、要綱の説明を終わります。

司会   では、要綱第4条及び第7条により、委員長は教育部長の職にあるものと規定されており、また、第9条において、委員長は委員会の会務を総理し、会議の議長となると規定されているため、以降の取り回しを委員長にお願いします。

委員長   それでは、議題に入ります。議題(1)、教職員健康診断について、事務局から説明をお願いします。

事務局 資料2をご覧ください。平成27年度に実施しました教職員健康診断の結果です。 はじめに、資料21. 結核検診についてですが、教職員数284名のうち268名が市で実施した健康診断を受診し、3名が人間ドック等、他の機関で受診しました。 なお、療養休暇、産休・育児休業等で13名が受診していません。 結核検診の結果は、271名全員がD-3という結果で異常は認められませんでした。 次に、資料22. 結核以外の疾病についてですが、284名のうち、277名が市で実施した健康診断を受診し、1名が他の機関で受診しました。 なお、6名が結核検診と同様の理由で受診していません。 検診の結果は、いずれも、勤務の制限は必要ありませんが、要精密検査・要治療・治療中のD-1が120名、6か月に1回以上の医師の経過観察が必要なD-2が96名、異常ないか、わずかな異常で日常生活に支障なしのD-3が62名でした。参考として、結核以外の疾病に係るここ数年の判定区分別の人数割合を資料23. として一覧にしております。 以上で資料2の説明を終わります。

委員長   今、事務局から説明がありましたが、ご質問等はありますか。  教職員の健診で、他で健康診断を受けている人の結果は提供してもらっていますか。

委員 出しています。

委員長 何かご意見等ありますか。では、続いて、資料3 改正労働安全衛生法に基づく「ストレスチェックについて」、事務局から説明をお願いします。

事務局 資料3をご覧ください。労働安全衛生法が一部改正され、新たにストレスチェック制度が創設されました。法は、平成27年12月に施行され、施行日から1年以内に実施することになります。では、制度の概要等について、ご説明させていただきます。

まず、この制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して、自らのストレスについて気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団ごとに集計・分析し、職場におけるストレス要因を評価し、職場環境の改善につなげます。さらに、メンタルヘルス不調のリスクの高い者を早期に発見し、医師による面接指導につなげることで、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止する取組です。事業者である教育委員会は、ストレスチェック制度に関する基本方針を表明し、衛生委員会において、制度の実施方法や実施状況等を調査審議することが必要とされています。今後、ストレスチェック制度の実施に向け、実施要綱等を作成して行く予定ですが、方針等が固まり次第、教職員へ周知を行う予定です。

現在のところ、実施方法等については、未定の状況ですが、計画案の概要について、説明をします。

まず、1.ストレスチェック制度の目的として、メンタルヘルス不調になることを未然に防ぐ「一次予防」が目的であり、メンタルヘルス不調者の発見を一義的な目的とはしないということを教職員に周知します。2.制度の実施体制として、事業者は教育委員会となり、教育総務課にて事務を従事します。なお、面接指導については、産業医の先生を予定しています。

3.ストレスチェック制度の実施方法は、今後実施者を決定しますが、厚生労働省の推奨する57項目の「職業性ストレス簡易調査票」と教職員特有のストレス要因について質問項目を設定する予定です。

4.結果に基づく集団ごとの集計等の方法については、実施者と今後協議をする予定です。

5.受検の有無の情報の取り扱いについて、受検の強要や不受検による不利益な取扱いは行わず、受検の勧奨を目的に情報の提供を受けます。6.ストレスチェック結果の記録の保存方法は、受検者から結果の提供を受けた場合は、教育委員会で5年間保存することが義務づけられています。なお、その他の結果については、実施者にて5年間保存することとなります。

7.ストレスチェック、面接指導及び集団分析結果の利用目的については、管理者に分析結果を示し、対応を行うために行います。

8.結果の情報開示などの手続きについては、今後調査検討を行います。

9.結果に関する情報の取り扱いに関する苦情の処理方法については、今後、対応方法について検討を行います。

10.労働者がストレスチェックを受けないことは選択できますが、制度の目的が職員一人ひとりのストレスを軽減し、働きやすい職場づくりを進めることから、全ての教職員が受けることが望ましいと周知していきます。

11.ストレスチェック制度に関係する職員への不利益な取扱いが禁じられていることを文書にて周知します。

ストレスチェック制度についてのご説明は、以上です。

今後、新年度早々にストレスチェックに関する実施要綱を策定し、衛生委員の方にご提示させていただき、実施について進めさせていただく考えです。説明は以上です。

委員長 資料3について、何かご質問等ありませんか。

委員 ここで言う委員とは、誰を指しますか。

事務局 総括安全衛生管理者と小中学校長の職にある安全衛生管理者、各校の衛生推進者です。

委員 ストレスチェックは何回実施するのですか。

事務局 現在検討しているストレスチェックの実施においては、原則的に年度中2回実施となり、受検は任意です。

委員 学校において、ストレスチェックを試行的に実施しました。このシステムにおいては、質問項目は57項目もありませんでした。

事務局 現在のところ、実施者において質問項目は検討中であると聞いています。

委員 ストレスチェックは勤務時間内に行うのでしょうか。

事務局 管理者は、ストレスチェックを行う時間を配慮するとありますので、基本的には勤務時間内での実施となると思います。

委員 面談結果はどの様に出るのでしょうか。

事務局 インターネットでストレスチェックを受検し、即座に結果が出ます。高ストレス者については、実施者の医師による判定がさらに行われます。そこで、面接指導の対象者となるかどうかが判定されます。

委員 ストレスチェックの結果は、本人の同意がないとわかりませんか。

事務局 本人が結果の提供に同意しない限り、全く把握できません。

委員長 今後、ストレスチェック制度について、実際の実施方法等を検討し、実施要綱等を委員に諮り、意見を頂く中で、実施していくということで、よろしいでしょうか。

委員 承知しました。

委員長 では、続いて、議題(2)校内安全衛生委員会の結果等について、事務局から説明をお願いします。

事務局 それでは、資料3をご覧ください。

各学校では、年度のなかで、それぞれ、校内衛生委員会が開催されております。

この資料は、職員の健康保持推進、危険及び健康障害防止、その他安全、衛生等に関して、各学校で話し合われた結果をまとめたものとなります。

各学校、共通している部分がありますので、先にご説明します。

教職員健康診断についてですが、来年度も同じ受診機関での実施を考えております。

健診日数は今年度と同様の日数で、夏休み期間中の健診日についても同様に確保できるよう調整します。

また、子宮がん・肺がん検診等は、現在オプションとして検査項目にありますが、ご要望にあります脳ドック・胃カメラ、その他の女性検診については健診センターでの検査項目にないため、現状では難しい状況です。

また、オプションの検査費用についても、現状のままでお願いします。

また、インフルエンザ予防接種の市費負担は、今のところ予定がありません。

これらは、予算要求時に検討はしておりますが、限られた予算のなか、昨年と同じ回答になり申し訳ありませんが、ご理解いただきますよう、お願い申し上げます。次に、環境面についてです。

平成26年度、平成27年度の2か年にかけて実施した東小学校の校舎増築工事が今年度9月末で完了しました。

ひとにやさしいまちづくり条例への適合化工事、都市ガス化工事も併せて実施し、施設の環境改善を図りました。

また、平成25年度から3か年で実施してきたトイレ改修事業及び平成26年度、平成27年度の2か年で実施してきた屋内運動場非構造部材等耐震化事業についても、今年度で全て改修工事が全て完了しました。

今後、実施予定の事業として、校舎の大規模改修事業ですが、今年度、長久手中学校の設計業務を委託し、打合せを進めていますが、平成28年度から平成30年度の3か年で順次改修を進めていく計画としています。

また、長久手小学校及び長久手中学校におけるバリアフリー改修事業ですが、車椅子を利用している児童が入学を予定していることから、段差の解消、エレベーター(各校2基ずつ)の設置工事を実施します。

それでは、次に、各校の校内安全衛生委員会の結果について、主だったご意見について市教委からご説明します。

最初に、長久手小学校について

「3.業務災害防止について」のところの「南館の都市ガス引込み」についてですが、今後、順次、学校ごとに予定する建物改修の際に、都市ガス化を予定しておりますので、それにあわせて検討させていただきたいと思います。

なお、音楽室のエアコンについては、今年度、予算の関係上、設置ができませんでした。来年度当初予算に再度計上しましたが、予算が付きませんでしたので、引き続き予算要望をお願いします。

「網戸の設置」ですが、サッシに網戸を設置できるレールがあれば、網戸自体を消耗品で購入できるかと思いますので、一度検討していただければと思います。他校においても同様となります。

次に、西小学校について

「2.業務災害防止について」のところの、「窓が開閉しづらく、鍵が固い」件については、修繕での対応を検討願います。高額になる場合は、予算要望をお願いします。

「4.その他」のところの、「インターホン」については、現地は確認済みですので、予算要望をお願いします。

次に、東小学校について。

「4.快適な職場環境について」のところの、「空気清浄機」や「エアコンの取替え」については、予算要望をお願いします。

次に、北小学校について

「2.職員の危険および健康障害防止について」のところの「職員室のエアコンのほこり」については、空調保守点検の中で室内機洗浄を実施しますので様子をみてください。

「3.業務災害防止について」のところの「体育館犬走りや新館渡りのタイルの剥がれ」については、修繕での対応を検討願います。高額の修繕費用がかかる場合は、緊急性の判断が必要なため施設係までご相談ください。次に、南小学校について

「4.快適な職場環境について」のところの「校内インターホンの設置」や「職員室のエアコンの更新」については、予算要望をいただいておりますが、限られた予算のなかでの他事業との兼ね合いでなかなか実施できず、申し訳ありません。引き続き予算要望をお願いします。

また、今後の建物改修の際にも検討できればと思います。

次に、市が洞小学校について

「1.安全面に関すること」のところの「東館トイレの窓」の件について、現地は確認済みですので、予算要望をお願いします。

次に、長久手中学校については、平成28年度から平成30年度にかけて大規模改修を行う予定です。

改修内容については、学校と打合せをしていますが、防水、外壁、内部の床・壁・天井、照明器具など多岐にわたります。今回上がっている要望事項の多くは、解消されると考えています。「5その他」にあるクラブハウスの階段手摺りについては、大規模改修には含まれないため予算要望をお願いします。次に、南中学校について

「1.職場における危険な状況や健康障害について」のところの「エアコンの内部洗浄」及び「都市ガス化」については、平成27年度対応を予定しています。

「クラブハウスの老朽化」については、建物改修の際に検討できればと思いますが、状況に応じて予算要望をお願いします。

「3.健康診断について」のところ、午後からの健診については、血液検査等のため食事を抜いていただくことから、難しいと思います。

最後に、北中学校について

「➀職場の安全面について」のところの「アトリウムに面した廊下の柵」について、対策が可能かどうか不明ですが、現場を確認したいと思います。また、「職員玄関の扉」については、今年度、現場を確認し、対策について検討しましたが、改修する予算がないことから、来年度予算要望を検討していただきたいと考えています。

以上で説明を終わります。

委員長 学校への回答という形で説明させていただきましたが、何かご意見等ありませんか。

委員 東小の増築工事をしていただきました。バリアフリーに配慮され、木をたくさん使用した校舎はとても暖かみがあります。また、電話機についてですが、最近変な電話が多く、電話をかけてきた相手のナンバーが分かるとありがたいです。

事務局 ナンバーディスプレイの電話機と登録が必要となると思いますので、検討します。

委員 校内インターフォンの設置を早急にお願いしたいと思います。現在、職員室にしかつながらず、教室間の通話が出来ないので、不便に感じています。再三、予算要望はしていますので、アレルギーや急病等の対応のために、ぜひお願いします。

事務局 検討します。

委員 「網戸の設置」について、サッシに網戸を設置できるレールがあればとの回答でしたが、西小学校は建物が古くて、レール自体がありません。レール設置についてお願いしたいと思います。

事務局 費用が高額になると考えられますので、予算要望をしてください。

委員 北中学校の裏の道は、道路幅も狭く、車もスピードを出して走行して危険です。登校時の7-9規制をかけることはできませんか。

事務局 7-9規制は、警察の管轄ですが、地元からの要望がないと難しいと思います。

委員 北中学校の体育館のガラスについて、何もしていないのに割れることがあり、修理費用もかかります。

事務局 体育館のガラスが割れてしまうことについては、原因は不明ですが、今後も発生するようであれば、対応する必要があると思います。

委員長 その他ご意見はありませんか。では、次第4のその他について、何かありますか。

事務局 ありません。

委員長 今回から産業医の先生にも出席していただいています。教員のメンタル相談について、一般的にどういったことがありますか。

産業医 一般的な傾向として、教員は他の職種と比較して、メンタルな面で病院を受診して、休職までの期間が短いということがあると思います。早めに受診をし、仕事を継続しながら、メンテナンスを行うことで、休職者は減ると思います。

委員 教員は、限界まで我慢してしまう場合が多いのかもしれません。

産業医 教員は、自身の状態だけでなく、学校の状況をふまえての休職期間となることが多く、他の職種と比較しても、休職期間が長くなる傾向もあります。

委員長 他にご意見等がなければ総括衛生委員会を終了します。

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