平成26年2月定例教育委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成26年2月13日(木曜日)午前9時から午後0時

開催場所

西庁舎2階第8会議室

出席者氏名(敬称略)

委員長 近藤勝志
委員 横田真規子
委員 加藤正雄
委員 羽根しげ子
教育長 堀田まゆみ
事務局
 教育部長 川本 忠
 教育総務課長 角谷俊卓
 指導主事 名倉 健
 生涯学習課長 小林和美
 文化の家事務局長 籾山勝人
 中央図書館事務局長 山田高司
 給食センター所長 冨田俊晴
 教育総務課長補佐 高崎祥一郎
 教育総務課庶務教育係長 水野徳泰

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 決定承認事項
  2. 報告事項
    • (1)後援・推薦名義の専決処分の一括報告
    • (2)教育委員会各課等からの報告
  3. 議題
    • (1)区域外・学区外就学許可申請ついて《非公開》
    • (2)要保護・準要保護の認定ついて《非公開》
  4. その他

公開・非公開の別

一部非公開

傍聴者人数

1人

問合先

教育部 教育総務課 0561-56-0625

会議録

 委員長 ただいまから、平成26年2月定例教育委員会を始めます。本日の議事録署名者は、羽根委員にお願いします。それでは、議事に入ります。はじめに、決定承認事項について、事務局からお願いします。

事務局 規則改正等の決定承認事項は、特にありません。次の報告事項へお進めください。

委員長 それでは、報告事項、資料1について、教育総務課から説明をお願いします。

事務局 資料1「後援・推薦名義の専決処分の一括報告」です。申請書が9件提出され、審査基準に適合しているため、後援及び推薦の決定をしています。

委員長 資料1について、なにかご意見はありますか。ないようですので、資料1については、了承してよろしいですか。

委員 異議なし。

委員長 それでは、資料1は了承します。続いて、教育委員会各課と生涯学習課、文化の家からの報告をお願いします。まず、中央図書館からお願いします。

事務局 資料2「長久手市中央図書館事業」です。図書修理ボランティア養成講座を1月16日、23日、30日に初心者向けとして実施しました。受講者は、26名でした。2月6日には、現在、図書館でボランティアを行っている方に対して、中級者向けの養成講座を実施し、スキルアップを図りました。図書館の本は、主にボランティアの方に修理をお願いしています。この中級者向けの養成講座を受講された方が、新しくボランティアに参加された方を指導していただけるようにしていきたいと考えています。ボランティアの方の登録状況は、本の整理、返却に11名、図書の修理に20名、おはなし会に11名と2団体となっています。年間10回程度以上参加していただける方は、ボランティア保険に加入しています。次に、ブックスタートおはなし会には、11名の乳児が参加し、延べ41名にブックスタートパックを渡しています。閲覧室内企画展示は、「富士山と伊勢神宮」「ミッションを解決せよ」という2つのテーマで実施しました。その他としては、ヤングアダルトコーナーを設置しました。198冊を配架しています。雑誌スポンサー制度の状況は、5事業者から13誌となっており、年間126,055円の提供を受けています。最後に、2月18日から3月1日まで図書館を休館して蔵書点検を行います。

委員長 資料2について、なにかご意見はありますか。

委員 ボランティア保険とは、どういう保険ですか。

事務局 傷害保険です。

委員 賠償は、含まれていますか。

事務局 含まれていません。傷害のみです。

委員 乳幼児向けのおはなし会ですが、若い方がボランティアをしていました。以前は、比較的高齢の方が多かったと思います。若い方の養成もしているのですか。ボランティアの方を集めて研修を行うということもしているのですか。

事務局 ボランティアをすべて集めるということはしていません。読み聞かせなどの練習のために部屋を貸したり、司書と企画提案の打合せの機会を設けています。ボランティアは、子どもの気持ちを引きつける能力が非常に高いため、参加した子どもたちは、静かに聞いています。

委員 様々な工夫をしていますね。

事務局 30分程度のプログラムなのですが、手遊びや歌などをうまく組み合わせて、子どもたちが飽きない工夫をしているため、子どもたちは、30分間集中して聞いています。

委員 乳幼児向けの対象年齢は、何歳までですか。

事務局 特に決めていません。母親が小学生と未就学児を連れて来場することもあるため、子どもが飽きない内容を考えて行っています。

委員 修理ボランティアの研修は、今後も続けていきますか。

事務局 今後も続けていきます。年3回程度実施し、登録ボランティアを増やしていきたいと考えています。

委員 初級者向けのボランティア養成講座を実施して、どれくらいの方が登録しましたか。

事務局 26名の受講者のうち、8名の方が登録しました。

委員 ヤングアダルトコーナーを設置したということですが、どのくらいの年齢を想定し、どういった本を配架しているのですか。

事務局 高校生と大学生を想定し、様々なジャンルの本をそろえています。

委員 反響は、まだわからないですよね。

事務局 1月29日から設置しているため、これからだと思います。

委員 大学生向けとして、就職活動の本があればよいと思いました。

委員 どういった傾向があるかということを分析するとよいと思います。配架してもらいたい本をリクエストしてもらえるようにしてもよいのではないでしょうか。

委員 ヤングアダルトという言葉は、対象者が分かりにくいように思います。命名にもう少し工夫があってもよいのではないかと思います。

委員 良い企画だと思います。いろいろな意見を聞きながら、良い名称があれば変えていくこととしてはいかがですか。

事務局 はい、承知いたしました。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、続いて、給食センターの報告をお願いします。

事務局 資料3「学校給食献立表」、資料4「保育所給食献立表」です。献立表の中では、「長久手市の野菜が給食に登場します」ということで、大根と白菜を紹介しています。1月には、市内産の真菜を使った料理を提供し、東小学校の給食の様子がテレビで放映されました。市内産の野菜をできるだけ使うようにしています。市内産の野菜だけでは、まかなえないので、県内産のものも多く使っています。重量ベースで、県内産のものを40%程度使っています。市内産や県内産のものを増やしていきたいと考えていますが、多種に渡って作られているわけではないため、品目が増えていかないという現状があります。今後は、重量のみでなく、品目も増やしていきたいと考えています。ノロウィルスの対策としては、手洗いが重要となるため、調理員と職員全員を対象にして、寒天培養を使った手洗いの検査を実施し、手洗いを徹底していきます。

委員長 資料3、4について、なにかご意見はありますか。

委員 中学生に給食のことを聞くと、おいしいという感想が返ってきます。量に関しては、男子であれば少ない、女子はちょうどよいと言われました。人気があるメニューは、肉料理やデザートでした。私たちは、米飯給食について、考えていかなければならないと思います。健康のためということで、完全米飯給食にした場合、給食で米飯を食べるので、家庭ではパンだけでもよいという考え方になりかねません。両親が共働きで、朝食の準備の時間がなく、学校で米飯を食べればよいと考えてしまうということが起こりえます。パンがいけないということでなく、子どもに最適な栄養のバランスと量を保護者の方が把握して、3食の食事を摂ることが、子どもにとっていちばんよいことです。しかし、3食のうち1食だけ学校で米飯を食べればよいというように考えられては、子どもたちのためになりません。健全な発育のためには、家でもしっかりしたものを食べなければいけないと思います。行政も研究をして、保護者に方針を示す時には、データに基づいた話ができるようにしておかなければならないと思います。これから研究が必要だと思います。

事務局 1月23日に「長久手の給食を考える会」が、市長に要望書を提出しました。要望書の中では、米飯給食を実施することで、非行がなくなり、子どもの健康にもよいなど非常に高い効果が生まれるということです。しかし、「3食のうちの給食だけでよいのか」「食育として市全体で考えるべきではないのか」ということも書かれています。そのため、給食だけで考えてよいのかということを一緒に考えていきましょうという話をしました。市としても、食育を考える中で、米飯給食についての意見を市民の方からも聞いていかなければならないと思います。

委員 「長久手の給食を考える会」の方々は、すべて米飯給食にしてもらいたいと希望されているのですか。

事務局 はい。完全米飯給食を要望しています。

委員 市は、当然、要望を真摯に受けとめなければならないと思います。また、米飯給食の推進を含めた食育については、市が中心になって取り組むべきだと思います。子どもたちには、家庭科の授業で食の大切さを教えたり、保護者が集まる場では、保護者にも伝えてもらうことになります。パンが好きな子どももいます。すべて米飯給食になれば、毎日、米飯を無理やり食べさせられていると感じる子どもが出てくることも考えられ、楽しい給食にならないこともあり得るということを考慮する必要もあると思います。

委員 パンであっても、栄養のバランスがよければ問題ないのではないですか。加工食品は、防腐剤が入っていたりするため、できるだけ食べない方がよいと思います。幸いにも、給食センターは、加工食品をそんなに使っていないのでよいと思います。そうなると、メニューの問題です。それから、家庭です。

事務局 現在、週4回ごはんを提供しています。和食は、カロリーが低くなります。長久手の給食は、ごはんを提供しても和食ではありません。様々なメニューを提供して、成長期に必要なカロリーと栄養量を確保するようにしています。傾向として、パンは、残食量が少ないですが、ごはんになると増えます。パンは、バターやジャムを塗って食べるため、食味がよくなるからだと考えています。また、パンはバターやジャムもあわせて考えることができ、カロリーが摂りやすくなります。

委員 給食の味もよく、おかわりができるので、量が少ないということもないと思います。栄養のバランスも取れており、非常に好評です。したがって、将来どのようにしていくのかということを考えていかなければならないと思います。食育のひとつとして考えていくべきでしょう。ごはんを食べる場合、食事のマナーも教えていく必要があると思います。茶碗を持って食べるであるとか、箸の持ち方など教えることも必要です。

委員 ごはんの時は、箸を使っているのですか。

事務局 カレーライスの時は、スプーンを使うというように、メニューによって、箸とスプーンのどちらかを提供しています。

委員 外国人は、主にパンを食べていますが、いわゆる非行に走るわけではありません。やはり、食を大切にすることが重要なのだと思います。食生活が乱れている子どもが非行に走る傾向はあると思うので、給食だけでなく、保護者への働きかけをうまく取り入れながら考えることが重要だと思います。

委員 給食センターは、小中学校へ通う子どもたちの昼食を提供する機関です。給食センターが、各家庭に立ち入って食を考える機会を提供しなければならないような話になってしまっているようですが、それは違うと感じています。

事務局 要望書の話は、こういう考え方もあるということであり、給食センターは、子どもたちにとって、何がよいのかということを考えてメニューを提供していかなければならないと考えています。

委員 朝ごはんを食べないということも、給食センターで対策を考えなければならないというような話になりがちであることに疑問を感じます。

事務局 市民全体の食のことは、給食センターではなく、市の食育として考えるべきものであると思います。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、続いて、生涯学習課の報告をお願いします。

事務局 資料5「小学校3、4年生用社会科資料及び一般用パンフレット作成について」です。平成24年1月、丁子田1号窯、市ケ洞1号窯出土刻銘須恵器10点を市指定有形文化財として指定しました。これを広く市民の皆さまに知っていただくために、小学校用社会科資料と一般用パンフレットを作成することになりました。委託先は、株式会社JTBプロモーション、契約金額2,721,600円となりました。長湫南部土地区画整理組合から寄付をいただき、実施していくこととしています。小学校用を3,000部、一般用を2,000部印刷します。資料6「平成25年度埋蔵文化財通知について」です。埋蔵文化財包蔵地において、土木工事等を行う場合は、愛知県教育委員会へ通知をしなければならないことになっています。公園西駅周辺土地区画整理事業に伴い、通知を出しています。施工者が長久手市となるため、市長名で通知を出しています。所在地は、長久手市石場です。遺跡名は、石場古墳及び石場水車場跡です。この辺りは、愛・地球博で土木工事を実施した際に試掘調査を行っていますが、重要なものは発見されませんでした。しかし、包蔵地ということもあるため、区画整理事業において、慎重に工事を進めていくこととなっています。資料7「長久手市生涯学習基本構想」です。第2次基本構想を、平成26年度から10年間の実施期間として策定中です。この作業にあたっては、平成24年9月に実施した意識調査のデータを使用しています。また、平成25年4月にシンポジウムを行い、90人の参加者から意見をいただいています。市内団体ヒアリングも実施し、14団体から意見を聞いています。最後に、パブリックコメントを2月26日まで実施中です。ホームページ等で意見をもらうこととしています。基本構想の概要としては、基本理念を「みんなでつくろう!楽しく学びあい 人がつながる 輝くまち」としています。作業としては、市民主体で行っていただくこととして、行政は、生涯学習に取組みやすい環境整備やきっかけづくりを行うこととしています。「楽しく学びあい」では、定年退職をした年代を対象として、生涯学習の講座を掲載した情報誌を郵送します。様々な講座を受講していただき、交流をすることで将来のまちづくりにつながっていくと考えています。新たに盛り込んだ主な施策としては、集会所や老人憩いの家というような既存の施設を有効活用することがあげられます。また、地域共生ステーションをうまく活用していくこととしています。

委員長 資料5、6、7について、なにかご意見はありますか。

委員 生涯学習基本構想は、来年度から実施していくことになるのですが、着手できるように具体的にしておかなければいけないと思います。それぞれの項目をどういった行程で実施していくかということを決めておかなければいけません。4月から着手するものは、どなたが作る予定ですか。

事務局 社会教育委員会で作っていただくこととしています。

委員 3月までにできますか。

事務局 すべて作ることは無理だとは思いますが、一部、情報誌の郵送は、実施していくこととしています。

委員 情報誌の郵送は、どこの項目に該当するのですか。

事務局 新たに盛り込んだ主な施策の「退職世代を生涯学習へ導く」という項目です。

委員 導くということは、導く先、つまり、何をしてもらうということがなければ、導くということにならないと思います。郵送だけでは、PRをするということのみになります。

事務局 その世代の方が、どのくらい参加してもらえたかということをわかるようにして、評価できるようにしたいと考えています。

委員 参加してもらって、生涯学習で何をしてもらうかという事柄を、どなたが作るのですか。

事務局 社会教育委員会です。

委員 退職世代に何をしてもらうかということを具体的にしてください。そして、早く作って、着手してください。

事務局 了解いたしました。

委員 「生涯学習に取組んでいる人は約33%と少ない」と記載されていますが、その人たちが取組んでいるものは有料のものですか。無料のものですか。

事務局 どちらもあります。有料のものは、材料費などを受講料として徴収しているものです。

委員 生涯学習に取組む人を増やすことをどのように考えているのですか。

事務局 生涯学習は、広い分野にわたりますので、様々なことを考え、メニューを充実するようにしています。

委員 定年退職後の方のみが対象なのですか。

事務局 年齢制限はありません。

委員 定年退職後に何かを始めようとしても気が引けて手が出せないということがあります。そのために、勤めている間に活動を始めてもらうようにしていかなければならないと思います。幅広い年齢層に取組んでもらえるようにしてください。

事務局 はい、承知しました。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、続いて、文化の家の報告をお願いします。

事務局 資料8「文化の家事業報告」です。交流事業では、1月26日に「第10回吹奏楽フェスティバル」を開催し、259名の参加がありました。入場者は、650名でした。市内の中学校、高校、大学が参加しました。自主創造活動事業では、1月31日から2月2日まで「どしのぎ祭」を開催しました。入場者は、455名でした。文士劇、アドリブ劇、地方参加劇等を行いました。アウトリーチ事業では、青少年児童センターや福祉施設へ出向き、演奏を行いました。その他の主な事業では、「文化の家絵画コンクール作品展」や「映像鑑賞会」を開催しました。2月の事業は、2月9日に開催した「フライブルグ・バロック・オーケストラ」は、売上率がこの資料作成時では95%でしたが、最終的に完売となりました。2月12日から20日にかけて、「小学校であーと2013」を5校で開催します。愛知県立芸術大学の学生が小学校でコンサート活動を行います。

委員長 資料8について、なにかご意見はありますか。

委員 吹奏楽フェスティバルは、発表の場が提供できており、参加者も年々増えているので非常によいと思います。これからも、発表できる場を提供し続けていってください。

事務局 はい、承知しました。

委員 フライブルグ・バロック・オーケストラは、非常によかったとの評判です。ただし、チケットが売れる公演と売れない公演があると思います。公演別に収支を出して、どうすればチケットが売れるのかということを職員が考えるようにしてください。

事務局 はい、承知しました。

委員 「であーと」は、ジャズですか。

事務局 中学校は、ジャズを演奏しましたが、小学校は、クラシックを演奏します。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、続いて、教育総務課の報告をお願いします。

事務局 いじめ対策基本方針を市内全小中学校で、今年度中に策定することとしています。その後、県の方針が出た時点で、市の方針を策定していきます。市の方針を策定する際には、広く意見を求めていくこととしています。

委員長 教育総務課の報告について、なにかご意見はありますか。

委員 いじめや不登校は、全国的に増えています。これに歯止めをかける方法を考えていかなければならないと思います。原因は、主に友人関係、学業です。県の方針もあるとは思いますが、長久手独自の地域に合ったものを考えていかなければならないでしょう。特に、いじめは、教育委員会でも対策が話し合えるように、学校ともうまく連携を図っていかなければならないと思います。行政と学校が信頼関係を築かなければ、保護者との信頼関係も築けないので、しっかりした信頼関係の構築も考えていきましょう。

委員長 他にありますか。ないようですので、これで公開部分の教育委員会を終了します。

会議資料

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