平成25年8月定例教育委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細

開催日時

平成25年8月8日(木曜)午前9時から11時45分まで

開催場所

長久手市役所西庁舎2階 第9会議室

出席者氏名(敬称略)

  • 委員長 近藤勝志
  • 委員 横田真規子
  • 委員 加藤正雄
  • 委員 羽根しげ子
  • 教育長 青山守孝

事務局

  • 教育部長 川本 忠
  • 教育部次長 加藤 明
  • 教育総務課長 角谷俊卓
  • 指導室長 夏目知好
  • 指導主事 名倉 健
  • 生涯学習課長 小林和美
  • 文化の家事務局長 籾山勝人
  • 中央図書館事務局
  • 局長補佐兼図書係長 二之部香奈子
  • 給食センター所長 冨田俊晴
  • 教育総務課長補佐 高崎祥一郎
  • 教育総務課庶務教育係長 水野徳泰

欠席者氏名(敬称略)

なし

審議の概要

  1. 決定承認事項
  2. 報告事項
    • (1)後援・推薦名義の専決処分の一括報告
    • (2)教育委員会各課等からの報告
  3. 議題
    • (1)長久手市議会議案について《非公開》
  4. その他

公開・非公開の別

公開

傍聴者人数

0名

問合先

教育総務課 電話:0561-56-0625

会議録

委員長 ただいまから、平成25年8月定例教育委員会を始めます。本日の議事録署名者は、羽根委員にお願いします。それでは、はじめに、決定承認事項について、事務局からお願いします。

事務局 決定承認事項は、特にありません。次項の報告事項へお進めください。

委員長 それでは、報告事項、資料1について、教育総務課から説明をお願いします。

事務局 資料1「後援・推薦名義の専決処分の一括報告」です。申請書が6件提出され、審査基準に適合しているため、後援または推薦の決定をしています。

委員長 資料1について、なにかご意見はありますか。

委員 駅伝の記録会をPRして参加や応援でたくさんの人に来てもらえるようにしてください。

事務局 長久手市の代表選手を選考する記録会ですが、9月14日と21日に愛知医科大学のグランドを借りて行います。たくさんの方に参加していただきたいと思います。高校生から大学生の年代と、一般女子の参加者が毎年少ないということもありますのでPRしていきます。大会は、12月7日に愛・地球博記念公園で開催されます。

委員 ニュースポーツというものは、競技スポーツとは違うものなのですね。

委員 昭和50年以降に生まれたスポーツで、競技スポーツではなく、バウンドテニスやグランドゴルフやゲートボールのように楽しんで健康づくりができるものです。長久手でも普及して、誰もが健康になれるとよいと思います。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、資料1については、承知してよろしいですか。

委員 異議なし。

委員長 それでは、資料1は承知します。続いて、教育委員会各課からの報告を、中央図書館からお願いします。

事務局 資料2「長久手市中央図書館事業」です。平成24年度に策定した「長久手市子ども読書活動推進計画」に、重点施策に掲げている事業を新規事業として実施しています。「小学生向けおはなし会」、「ブックスタートおはなし会」、「小学生向けブックトーク」が該当します。「小学生向けおはなし会」は、学校連携司書として在籍している3名が、小学生を対象としたおはなし会を中央図書館で行っています。終業式の日を開催日として、年3回実施する予定です。6月から新規事業として実施しているブックスタート事業ですが、「乳幼児向けおはなし会」と「ブックスタートおはなし会」が対象となっています。7月に初めて3名の赤ちゃんが該当者となりました。該当者には、ブックスタートパックとして、中央図書館のお薦めの絵本と赤ちゃん絵本のお薦めリストとカバンをセットにしてプレゼントします。次に閲覧室内企画展示ですが、新規として実施したものは、「オビオビ大さくせん夏休み読書感想文おススメの本」です。これは、学校連携司書と中央図書館児童書担当の司書が100冊ほどの小学生対象の本に、内容を紹介する手作りの帯をつけて貸し出しを行うというものです。その結果、非常に好評であり、多くの利用をいただいています。図書館見学については、市が洞小学校から180人が来館しました。これで、市内の小学校で予定されていた図書館見学は、終了となります。その他として、第1回図書館運営協議会を開催し、新規事業のブックスタートと児童館との連携事業を報告しています。

委員長 資料2について、なにかご意見はありますか。

委員 「オビオビ大さくせん夏休み読書感想文おススメの本」によって、どれくらい貸出件数が伸びていますか。

事務局 例年、夏休みは200冊程度準備をして、1週間で50冊の貸出という状況ですが、今年は、数日で半分程貸し出し、現在、すべて貸し出している状況です。

委員 やはり、工夫が必要ということですね。

事務局 帯を手書きにして、小学生に分かりやすく書くようにしました。

委員 来館者に対する工夫を続けていくようにしてください。

事務局 はい。

委員 「ブックスタートおはなし会」は、参加人数が20名で、対象者が3名と記載がありますが、これはどういうことですか。

事務局 保護者も含めた「おはなし会」参加者の全数が20名です。ブックスタート事業の対象者は、乳幼児であり、その数が3名ということです。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、続いて、給食センターの報告をお願いします。

事務局 資料3「保育所給食献立表」です。8月は、夏休みということで、学校給食がありませんので、保育園の給食のみの提供となります。ただし、8月12日から16日までは、機器の整備を実施しますので、委託弁当ということになります。小中学校の夏休みの期間を利用して、圧力容器の法定検査や学校用の容器の補修を集中的に実施しています。

委員長 資料3について、なにかご意見はありますか。

委員 長野県上田市へ視察に行った件は、どうでしたか。

事務局 上田市には、加藤委員、市長、給食センター所長の3人で完全米飯給食の視察に行きました。上田市では、給食センター調理ではなく自校調理で給食を提供しています。その中で、旧真田町において、完全米飯給食を実施しています。食材は、できる限り地域のものを使うということで、農協などと協力をして地域食材を使っています。本市においては、地産地消を行うには、長久手市産だけでは給食が賄えないので、愛知県産まで広げなければならないという状況です。市内の生産者との協力関係をもっと深めて、長久手市産の食材を増やしていきたいと考えています。現在、市内の生産者と定期的に会議を開催して、長久手市産の食材を増やす努力をしています。

委員 視察先は、上田市立真田中学校です。現在の食材は、ほとんどに農薬や化学薬品が使われています。そこで、無農薬ではないにしても、減農薬のものを地産地消するということで、食材を賄っています。この地区は、以前教育長であった方が、この方針を打ち出し、熱心に取り組んできました。実際に食べましたが、308円で量も多く非常においしいものでした。その日が特別な献立であるかと思いましたが、いつもどおりの献立であるということでした。残菜も非常に少なく、全校でバケツ1杯だそうです。それほどおいしい給食でした。農薬や化学薬品から子どもを守るということで実施しているとのことです。また、米飯とパンでは、おかずが変わります。ごはんであれば、みそ汁、魚、野菜などを中心として献立になりますが、パンであれば、バターやウィンナーといったものになってしまいます。子どもたちが栄養バランスのとれた食事をするということの大切さを見てきました。バランスのとれた食事をすることによって、非行がなくなったとも聞きました。食の安定が生活習慣を安定させ、集中力を増させます。食育という言葉もありますが、食生活を変えるための参考事例としていかなければならないと思いました。

委員 現在の長久手市の給食には、いろんなものが入っているのですか。

事務局 体に悪いものが入っているということはありません。

委員 そうですよね。それよりも、家庭でコンビニのお弁当やファーストフードを頻繁に食べることの方が問題かもしれません。

委員 そうです。コンビニやファーストフード店を利用することが多いですよね。

委員 保護者の考え方ということですね。

事務局 食事ですから、毎日の繰り返しで、長い年月を考える必要があります。人間の生活では、1日3回バランスのとれた食事をしなければなりませんが、それができないということであれば、上田市では給食でやっていきましょうという考え方で実施しているものでした。

委員 この考え方を実施しても3食のうちの1食だけですが、それだけでも効果が大きいと思います。

委員 昼食だけでもしっかりしたものを食べるということはよいことですね。さらに、給食がおいしければ、それだけで学校へ行きたくなり、不登校がなくなることにつながればよいですね。

事務局 長久手の給食がおいしくないということではありませんが、完全米飯を目指すとなると課題も生じます。米飯給食とパン給食を比べると、パン食の方が簡単にカロリーを摂取できます。パンだけではカロリーは高くありませんが、バターやジャムを塗ったり、ポタージュを飲んだりすることによって、油脂や砂糖を摂取してカロリーが高くなるからです。しかし、米飯の場合でも、ごはんだけではカロリーが高いわけではないので、おかずが必ず必要になります。例えば、魚をおかずにするとしても、味付けなどの工夫が必要になります。また、魚もカロリーが高いわけではないので、品数を増やしていかなければなりません。こういったバランスを毎日違うメニューで考えていかなければ必要なカロリーの摂取ができないということが生じてきます。

委員 子どもたちのために、栄養のバランスを考えた食事ができるように私たちが考えていかなければならないと思います。

委員 近隣市町の方から長久手の給食はおいしいとよく言われます。子どもたちが誇れる給食を続けていってもらいたいと思います。

委員 上田市の給食は、1食あたりいくらなのですか。
事務局 308円です。長久手市よりも20円程度高いですが、1品多くなっていました。

委員 長久手市も20円高くすれば、同様になるのですか。

事務局 食材の仕入れ単価が違うので、一概に同じ給食になるということではありません。やはり、上田市は、様々な食材の産地にもなっていますので、安く仕入れることができるという利点があります。

委員長 他にご意見はありますか。ないようですので、続いて、教育総務課の報告をお願いします。

事務局 資料4「第8回長久手市学区適正化検討委員会の資料」です。これは、7月19日に委員会を開催した際の資料です。委員会の内容について報告します。平成25年度になり、委員が1名増え10名となりました。これは保護者とりわけ母親、女性の声をより多く取り入れるべきという意見が、先の委員会で出ていたことを踏まえてのことです。具体的には、PTA代表者の委員3人のうち、2人が女性となりました。今回の学区適正化検討委員会の主題は、「児童・生徒数、学級数の現状と推計」です。今年度のデータを基にして、平成31年までの推計を示しました。資料1が集計結果をまとめたものです。資料2~8は、そのまとめに至る前提としての考え方や、細かな数値の内訳です。前回の教育委員会で速報としてお伝えしたことと基本的には同じですが、資料1について概要をご説明すると次のようになります。まず市が洞小学校です。市が洞小学校は今、校舎増築工事を進めており、完成すれば39の教室数が確保できます。市が洞小学校区の約半分は、長湫南部区画整理地内ということで、人口が増加している地区です。ただし、土地の換地処分が進みつつあるということと、幹線道路の沿道に大きい店舗がかなりたくさん貼りついてきていること、今後大型マンションの計画がそれほどないこと、建築する土地がほぼ飽和状態であることなどから、今後の人口の伸びは、これまでより少なくなる傾向にあると予測しています。これまで、長湫南部区画整理では、住宅メーカーが土地を買い上げて、そこで建築条件付きで土地を売って建物を建てるケースが多々ありました。現在も1社くらい、そうしているところがありますが、建物の建築が頻繁とは言えない状況になってきています。昨年度、この会議では、平成30年までの予測を出しておりました。そのときの値は、平成30年時点で37教室、1,326人という値でした。それに対して今回出した平成30年の値は34教室、1,223人、つまりクラス数で3クラス減り、人数で約100人減るという予測をしております。いわゆる下方修正をしております。今回一番先の年としては、平成31年まで予測ができますので、それを見ますと、市が洞小学校は35教室、1,253人との予測を出しております。増築後39の教室がありますので、35教室であれば不足はなく、残りが4教室となります。この残りの教室は、少人数教室として使用していくことになります。一方、東小学校は、リニモ公園西駅周辺の区画整理計画を考慮しました。モリコロパークの西側、以前三ヶ峯ゴルフクラブがあったところが「パークサイドヒルズ長久手」として宅地開発されております。売れ行きも良いようで、すでに家が建ち始めています。この他にも開発の計画があるため、平成28年度には、教室数が足らなくなると見込みましたので、その対処として、今年度から増築に向けた設計調査に入ります。南中学校は、市が洞小学校の児童数の増加の影響を受ける形で増えていくことになるため、この表では8年後の平成33年に教室数が不足するという推計にはなっておりますが、この点は、今後の状況に注視して、慎重に推計して対応していく必要があると考えます。今回の会議では、事務局の推計を承認していただきましたが、毎年度、推計の値を見直し、学区適正化検討委員会を年1回開催していくこととしました。出された意見等としては、「いろいろな面から見て、何がその学校にとって適正化かを考えるべきである」、「校区については、子どもの思いを重視してほしいという声があった」、「将来推計は大事であり、先を予測しながら対応していってほしい」、「東小を増築する場合の余裕度はどうか」といった意見や質問がありました。事務局としては、今後もこの推計は行って、学区別に見た児童・生徒数の動向を注視していくことをご説明して、委員会は終りました。

委員長 資料4について、なにかご意見はありますか。

委員 学区適正化検討委員会は、意見を聞くものであるということですが、意見を集約して決定する機関はどこですか。

事務局 学区を決定する機関は、教育委員会です。学区適正化検討委員会へ諮問し、意見をいただき、教育委員会で決定します。

委員 学区の決定に関しての目安を示して意見を聞かなければならないと思います。例えば、距離、人数、交通安全の問題等を示して、作業部会で検証して決めていき、学区適正化検討委員会でさらに検証するというようにやらなければならないと思います。作業部会を設けるという話がありましたが、開催したのですか。

事務局 前回の検討委員会で、今年の推計値によって、問題があれば設置するという結論となっていました。今年の推計値を検討委員会に示したところ、作業部会を設置するということには至りませんでした。

委員 検討委員会の委員名簿の中で、委員の交代を含めて新しく委員となった人を名簿番号で教えてください。

事務局 2番、3番、4番、6番、9番、10番の方々です。

委員 PTA代表者が委員として、交代しているわけですが、今までの経緯を説明していますか。

事務局 資料を会議前に送付し、会議に備えていただきました。

委員 市が洞小学校は、平成30年の推計値では、昨年度の推計値から3クラス、約100人減っており、増築後の教室数で対応できるということでした。しかし、教育委員会として、小中学校の適正人数の共通認識が必要ではないでしょうか。そして、教育委員会が方針を示して、検討委員会に議論してもらうということでなければ、検討できないのではないでしょうか。推計値だけを見せられて、学区が適正であるのか、適正でないとするのであれば、新しい学区の案を考えてもらうということでは、委員の方にかなり負担がかかってしまうことになります。子どもの声を聞いてもらいたいという声もあり、アンケートの実施などにより教育委員会が方針を示したものに対して意見をもらうようにしなければならないと思います。

委員 万全を尽くすためには、どのようにするのかということが重要になります。勇気を持って変えることもあり、戻ることもあり、がまんしてもらうこともあるでしょう。そのことについて、誠意をもって説明し、意見を聞き、実現できることを取り入れ、最大限の合意を図っていくようにしなければならないと思います。こういったことは、進め方が問題であって、先ほど言われたように、方針を示したものを検討委員会で責任を持って議論していただくべきです。検討委員会で決定する必要はありません。重要なことは、当事者に集まっていただいて、議論した結果に基づいて決定していくことです。

委員 子どもたちの意見を聞いてもらいたいと思います。大人の意見だけではなくて、子どもたちがどう考えているのかということを把握することが大切です。

委員 現場の教員の意見も大切にしなければいけないと思います。子どもと教員、直接的に当事者となる人の意見を特に大切にするべきだと思います。

委員 子どもにアンケートを実施するとしても、一律に賛成、反対を多数決で決定するような内容になってしまっては、本当の気持ちを聞くことにならないので、聞き方も考えていかなくてはならないと思います。しかし、この1か月や2か月で行うということではないので、じっくり考えていく必要があると思います。
事務局 子どもの気持ちを聞くことは、確かに重要なことです。しかし、今は、聞く時期ではないと思います。子どもたちは、自分が今いる環境が一番よいと思っています。友達がいて、慣れ親しんだ学校が子どもにとって一番落ち着く環境です。学区が変わり、通う学校が変わる子どもには、大きな心の負担がかかります。市が洞小学校が開校して5年が経ったことで、開校当時西小学校や南小学校から市が洞小学校へ学区が変わった子が再び西小学校や南小学校へ戻る経験をするということはありえませんが、市が洞小学校へ移った子ども、その親、兄弟は、家族で一度、納得をして移りました。そのストレスを再び味わうことがないようにということで、増築で受け入れていけるように準備しています。増築の方針を決定して、学校としての機能を整えているにもかかわらず、子どもや教員に気持ちを聞くことがよいとは思いません。一度、舵をきったものを元に戻そうとすることは、子どものことを考えたやり方ではないと考えます。

委員 学区の問題だけではなく、地域の方の意見を聞いて、行政運営を行っていかなければならないので、地域からの提案があれば、しっかり耳を傾けてください。

事務局 はい。

委員長 他にありますか。ないようですので、これで公開部分の教育委員会を終了します。

会議資料

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