平成27年3月定例教育委員会

更新日:2020年11月30日

会議詳細
開催日時 平成27年3月16日(月曜日)午前9時から午後0時10分
開催場所 北庁舎2階第5会議室
出席者氏名(敬称略) 委員長 近藤勝志
 委員 横田真規子
 委員 加藤正雄
 委員 羽根しげ子
 教育長 堀田まゆみ
 事務局
 教育部長 川本 忠
 教育部次長 加藤 明
 教育総務課長 角谷俊卓
 指導室長 夏目知好
 指導主事 名倉健
 くらし文化部次長兼
 生涯学習課長 加藤正純
 文化の家事務局長 籾山勝人
 中央図書館長 山田高司
 給食センター所長 冨田俊晴
 教育総務課長補佐 飯島淳
 教育総務課庶務教育係長 山田美代子
欠席者氏名(敬称略) なし
審議の概要
  1. 決定承認事項
  2. 報告事項
    1. 後援・推薦名義の専決処分の一括報告
    2. 教育委員会及び関係各課からの報告
  3. その他
公開・非公開の別 一部非公開
傍聴者人数 2人
問合先 教育部 教育総務課 0561-56-0625

会議録

委員長 ただいまから、平成27年3月定例教育委員会を始めます。本日の議事録署名者は、加藤委員にお願いします。それでは、議事に入ります。決定承認事項の資料1について、教育総務課の説明をお願いします。

事務局 資料1「尾張東部教科用図書採択地区協議会規約」についてです。教科用図書の無償措置に関する法律の改正により、愛日地方教育事務協議会が採択地区協議会を設置すること及び教科用図書の選定について諮問することはできないとされました。そこで、尾張地区内の市町村教育委員会の協議により、採択地区協議会独自で教科書採択に関する事務を全て行うことになったため、この規約を改正し、この規約に基づく採択地区協議会を運営していくことになりました。教育委員会でご承認いただき、地区内の市町教育委員会で案が認められれば、事務局から各市町教育委員会に正式な規約として送付することになります。説明は以上です。

委員 愛日地方教育事務協議会と尾張東部教科用図書採択地区協議会が別になった意図は何でしょうか。

事務局 教科用図書採択地区協議会は、各市町から研究員を選出し、教科書採択の際に、新しい教科書について研究します。その資料を採択協議会に提出し、審議のうえ採択されます。そして、採択協議会で出た意見をもとに、最終的に愛日地方教育事務協議会で承認していました。しかし、本来、採択地区協議会が教科書採択の事務に携わっており、それを、事務協議会で採択しているという現在の方法はふさわしくないということから、教科用図書の無償措置に関する法律が改正され、今後は採択協議会が独自に事務を行うこととされたため、事務協議会が教科書採択に関して関わることができないことになりました。今後、愛日地方教育事務協議会の規約について改正する必要があり、教科書採択に関する事務を行うという文言から、教科書採択に関する庶務だけを行うこととし、経費の支出や場所の提供といった関わりに変わります。

委員 これまで行ってきたことを、なぜこの時期に改正するのでしょうか。

事務局 教科用図書の無償措置に関する法律が平成27年4月1日から改正され、教科書採択については、より公平、公正に行うこととされ、県は採択地区を決め、地区内においては同じ教科書を使うことにより無償化にしていました。本来、教科書採択については、愛日事務協議会が携わるべきではなく、法改正とともに、規約を改正していくことになりました。

委員 今回の改正は実態に合わせるということですね。

事務局 来年度は中学校の教科書採択があり、関心も高いことから、開示請求等が多く来ることが予想されます。手続きなどの整合性が問われることになりますので、教科書採択は採択地区協議会が行う機関であるという本来の形式にするための法改正及び規約改正になります。

委員 これまでは、愛日事務協議会と採択地区協議会と二段構えでしたが、トラブルがあった場合など、現場の先生が矢面にたつことになりませんか。

事務局 法改正の主旨にそって、今回改正することになりますが、トラブルがあれば、直接研究員となった教員が対応するのではなく、採択事務協議会の事務局となった教育委員会が対応します。また、研究員となった教員は、子ども達のためや指導者が展開しやすいようにと一生懸命に考えて研究しますので、万一開示請求等があった場合でも、しっかりと対応できると思います。様々な書類等についても、公開の対象としていますので、密室での決定ではないという形で行われます。

委員長 資料1-1 尾張東部教科用図書採択地区協議会規約について承認してよろしいですか。

委員 異議なし

委員長 それでは、承認とします。次に、資料1-2通学路の変更について、説明をお願いします

事務局 資料1-2 市が洞小学校の通学路について、変更がありましたので、ご説明します。まず、南部D2.上分団について、青色が従来の集合場所及び通学路で、赤色が新しい集合場所及び通学路です。変更理由は、分団の人数が来年から増加することから、集合場所が手狭となり、また、南部公園を通って、横断歩道橋を通ることが安全でもあることから、南部公園に集合場所を変更することになりました。次に、南部D2.下分団について、こちらは、以前は歩道上に集合していたが、先の南部D2.上分団が集合場所を異動したことにより、その集合場所が空くため、安全性からこちらに移るものです。次に、南部D1分団について、以前、12月の定例教育委員会において、現場を見ていただき、市が洞小学校西の横断歩道橋完成に伴い通学路の変更についてご承認いただきました。その際、南部DIの児童が遠回りになるとのご意見をいただいておりました。その後、学校と保護者と話し合いの上、今回、遠回りをせず、より安全が確保されるルートに変更することになりました。以上、ご承認をお願いしたいと思います。

委員 現場を歩いてみて、より安全な道に変更したということですね。

事務局 そうです。

委員 この件について、直接保護者の方と話をされましたか。

事務局 通学路は、学校が保護者の意見を聴いて決定します。

委員 遠回りでなくなったので、良かったと思います。

委員 全ての児童が近くなったのですか。

事務局 集合場所が遠くなった児童もいます。

委員 また新しく住宅が建設されていくと、集合場所などが変更することはあり得るのでしょうか。

事務局 分団の人数が増えれば、変更することはあり得ます。

委員長 その他意見はありますか。なければ承認とします。では、次に報告事項の資料2の説明をお願いします。

事務局 資料2「後援・推薦名義の専決処分の一括報告」です。後援・推薦名義申請について、審査結果を一覧表でまとめて資料としております。申請書が7件提出され、全て昨年度の実績がある事業であり、審査基準に適合しているため、後援の決定をしています。

委員長 資料2について何かご意見ありませんか。ないようですので、次に資料3について中央図書館から説明をお願いします。

事務局 資料3「長久手市中央図書館事業」です。2月の事業として、おはなし会を5日、14日と行いました。閲覧室内の企画展示は2件行いました。2月10日に第2回図書館運営協議会を行い、内容は26年度下半期の事業運営報告と先進地視察についての報告を行いました。また、年に一度の特別整理期間(蔵書点検)について、2月17日から28日までの計12日間実施しました。その結果として、平成26年度の新規不明資料は478冊で、不明率は0.21%となり、過去5年間で最も低い不明率となりました。2月14日、15日に愛知淑徳大学の学生によるワークショップを行いました。児童館連携事業として、下山児童館と南児童館に司書が行き、図書館から貸し出しした図書の回収と、新たに貸出する図書の配架や展示、図書のレイアウト調整等を行いました。また、2月10日には第3回めりーらいん連絡会を行い、近隣市町の図書館の職員との情報交換を行いました。また、雑誌スポンサー制度について、現在103誌のうち22誌にスポンサーがついており、21.4%となっています。以上で説明を終わります。

委員長 資料3について、何かご意見ありますか。

委員 先進地視察に行かれたようですが、どこに行きましたか。

事務局 佐賀県武雄市図書館と伊万里市図書館です。指定管理による運営と市直営との比較のためです。

委員 両者を比較してどうでしたか。

事務局 それぞれ特徴がありました。武雄市は、スターバックスが館内に併設されており、コーヒーを飲みながら本を読むことができますが、コーヒーの香りが図書につくのではないかと感じたようです。また、館内には小さい子どもが少なく、視察目的の人は多かったようでした。一方、伊万里市は、ボランティアの登録が500人程度あるそうです。多くのボランティアにより、様々な事業を催しているようでした。

事務局 指定管理である武雄市図書館は、ほぼ年中無休で、休館日がなく、蔵書点検もありません。レンタルショップが併設され、本屋にいる感覚になるようです。開館時間も夜9時までであり、利用者にとっては利便性が高いかもしれませんが、行政が運営する図書館としてはどうでしょうか。伊万里市は直営であり、週に1回休館日もあれば、蔵書点検もありますが、ボランティアにより運営を支えてもらっています。どちらがいいか判断することは難しいですが、両館の良い点を取り入れて運営していくように検討していきます。また、今後、長久手市も図書館を指定管理にするか、直営にするかの線引きをする必要もあると考えており、図書館運営委員会で協議していきたいと思います。

委員 武雄市図書館が指定管理になって何年たちますか。

事務局 2~3年だと思います。

委員 3年程度経過すると、傾向がわかると思います。指定管理を導入する前とした後では、本を読む人がどれぐらい増えたのか、それとも減ったのかという傾向を把握することが必要です。利用者を増やすことが重要であるため、このデータがとってあることが必要です。

事務局 武雄市のこのような取組には、一つの戦略として、観光客を呼ぶ目的があります。フェイスブック課など様々な新しい取組をしている自治体です。

委員 図書館の本質である、本を読んでもらおうという目的もあるが、1つの事業として、観光客を各地から呼ぶための方法であるということですね。

事務局 スターバックスやTUTAYAが入っており、周辺の店舗との棲み分けが課題になっているようです。

委員 コーヒーを飲みながら無料で本が読むことが出来ると、本屋に行く人が減ってしまい、本屋との共存はどうなっているのでしょうか。また、パンなどを食べながら本を読む事が出来るようですが、本を汚されたりする心配もあると思います。

委員 ある程度はそういった問題も想定されているかもしれません。その上で協議され、利用客増加のために実施しているのだと思います。

委員 日進市のらくだ書店も、飲食をしながら本を読むことができますが、図書館でも可能となると行きやすくなります。

事務局 駅ビルなどアクセスが良い場所に新設される図書館では、指定管理は導入しやすいかもしれませんが、既存の図書館においては、なかなか導入しづらいものです。武雄市についても、全面的に改修されることになり、指定管理者の要望を聞きながら、建築されています。

委員 1カ所で実施しようとすると様々な意見があります。様々な場所で、買い物しながら本が読める、特徴のある本が置いてある、といった色々な方法を検討していくことが必要だと思います。

委員 これまでの図書館を振り返ってみて、いかがですか。

事務局 当初、図書館は駐車場が少ないという課題がありましたが、在職中に駐車場を増やすことが出来ました。図書館は20年を経過していますが、非常に綺麗であり、また、職員は全員司書資格をもっており、利用者からの評判も良いです。「子ども読書推進計画」にしたがって、児童館連携等の事業も新たに増やすことが出来ました。職員が少ないながらも頑張って事業を増やしています。

委員 図書館の一日の平均来館者数はどのくらいですか。

事務局 昨日の日曜日は1,250人でしたが、平均すると1,000人くらいです。

委員 常連の方はいますか。

事務局 毎日来館される方がいらっしゃいます。

委員 スポンサー制度の目標はありますか。

事務局 スポンサーのおかげで、新たに5誌の雑誌を増やすことが出来ました。日進市はハウスメーカーが70誌のスポンサーになっているようです。

委員 スポンサー制度など様々な努力をして、その分を住民に還元することが重要だと思います。

委員長 その他何か意見ありませんか。なければ、次に資料4について、給食センターからの報告をお願いします。

事務局 資料4「3月学校給食献立表」及び「3月保育園給食献立表」です。学校給食については23日まで、保育園給食については27日までです。新学期に向けての準備として、食器等の漂白やかご等を新しいクラスにあわせたものの準備のため、23日以降も給食センターは忙しい状況です。今年度の給食のまとめとして、小学校5年生と中学校2年生に給食アンケートを実施しました。結果については、後日報告します。給食センターからの説明は以上です。

委員長 資料4について、何かご意見等ありませんか。

委員 給食のアンケートはどんな内容ですか。

事務局 5択のアンケートとし、設問としては、給食は美味しいか、主食や副菜の量はどうか、後は、自由記述で給食についての要望を書いてもらいました。1,095人のうち1,061人が回答し、要望については、60%の児童が記入し、要望件数1,533件になりました。 現在この結果を集計し、分類しています。結果の概要として、「とても美味しい」「美味しい」と回答した児童はおよそ80%、「あまり美味しくない」7%、「美味しくない」3%、残りの10%は「どちらでもない」という回答でした。主食の量については、「少ない」と「多い」の割合がほぼ均等でした。副菜については、「少ない」が「多い」の割合よりも多いですが、「ちょうど良い」の割合が半数を超えていました。 残菜量と関連させながら、分析していきたいと考えています。

委員 残菜があるということに対する対策はありますか。

事務局 子どもが喜ぶメニューだけを出していれば、残菜は少なくなりますが、それだけではいけません。

委員 残菜が多い食材というデータはあると思いますので、そういったメニューの日には管理栄養士が学校へ行って、傾向を探ることが重要です。

事務局 管理栄養士は、学校へ行き、子どもとコミュニケーションを図りながら給食を一緒に食べています。管理栄養士のちょっとした一言で給食を食べるようになることがあるので、できるだけ学校へ出掛けるようにしています。

委員 コミュニケーションや雰囲気で食べることができるようになると思いますので、ぜひ学校へ出掛けるようにしてください。

委員 調理員の服装に乱れ等はありませんか。

事務局 サイズが合わない服などは特注にするなどして、対応しています。

委員 先日、スライサーの刃こぼれがありましたが、対策はしましたか。

事務局 食材の切さい中の刃こぼれであれば、異物混入ということで、その食材は処分します。また、刃を異動した際の刃こぼれを防ぐため、取り外した刃は、黒いマットの上に置くようにしました。

委員 給食センターの全ての職員に徹底するように指示してください。

委員 保育園でアレルギーによる誤食がありましたが、その後、訓練等はされましたか。

事務局 アレルギーについては、危機感を持ち、どれだけその危機感について理解しているかが重要です。

委員 アレルギーについてのフォーラム等に参加すると、実体験などの話も聞くことができ、意識が変わると思います。

事務局 先日行われたアレルギーの講習会に、保育士も参加していました。アレルギーをもつ子どもの保護者の話を聞き、危機感を非常に感じることができました。現場の先生や保育士に、繰り返し何度もこういった研修を受けていただきたいと思います。

委員 行政でしっかりと職員に意識を持たせるようにしてもらいたいと思います。命に関わる問題であり、個人の責任や資質に任していてはいけないものだと思います。現場における危機感が非常に希薄だと感じられます。

委員 子育て支援課等と連携しながら取り組んでいただきたいと思います。

委員 食材の産地の問合せはありますか。

事務局 中国産について、雑誌に掲載された際にありました。基本的に国産を使用しますが、中には中国産の調味料を使用することもあります。

委員長職務代理 他にご意見はありますか。続いて、資料5について、生涯学習課の報告をお願いします。

事務局 資料5 生涯学習課からの報告事項です。2月の主な事業について報告します。まず、生涯学習係からの報告です。古戦場公園再整備基本構想案をまとめ、2月14日から3月15日までパブリックコメントを実施しました。3件ほどご意見をいただき、対応については公表していきます。次にスポーツ係から、14日には、文化・スポーツクラブ フレッシュカップを行いました。3月以降の主な事業として、17日に古戦場公園再整備基本構想第2回有識者会議を行います。パブリックコメント後の構想を提案する予定です。続いて、社会教育委員会、古戦場野外活動施設運営委員会、文化財保護審議会を開催する予定です。また、埋蔵文化財発掘届出として、岩作早稲田にコンビニエンスストアの新築のために提出され、文化財保護法に基づき立会いを行いました。その結果、明確な遺構、遺物は発見されませんでしたので、愛知県教育委員会に報告を行いました。説明は以上です。

委員長職務代理 資料5について何かご意見等ありませんか。

委員 パブリックコメントは何人くらいの意見がありましたか。

事務局 3件です。

委員 ワークショップの参加者は何人でしたか。

事務局 実質25人くらいです。ワークショップの中で多かった意見としては、古戦場は元々の地形を生かして、資料館以外の建物はあまり無い方がよいというものでした。

委員 体育館の雨漏りは対策できましたか。

事務局 補修を行いましたが、原因が1カ所ではないため、抜本的な解決にはなりませんでしたので、今後も引き続き対策をしていきます。

委員 歩けあるけ運動について、参加者を増やすような対策について、スポーツ推進委員会で検討されたことがありますか。

事務局 スポーツ推進委員会においても、歩けあるけ運動は長い歴史がある事業でもあり、継続していきたい事業と考えています。参加者を増やすためにはどうしたらよいか、スポーツ推進委員会で対策を検討していきたいと思います。

委員 市民が元気になる取組について、市全体で考えていただきたいと思います。

事務局 市の健康づくりについて、関係機関と連携しながら取り組んで行く予定です。

委員 歩けあるけ運動について、毎回参加される方は決まっていますか。

事務局 同じ方が参加することが多いです。

委員 広報だけでなく、もっと参加するメリットなどについても周知していただきたいと思います。

事務局 事業の内容についても検討し、参加者が増えてるよう考えたいと思います。

委員長職務代理 他にご意見はありますか。続いて、文化の家の報告をお願いします。

事務局 資料6「文化の家事業報告」です。資料6について、2月の事業報告となります。ジャズ関連講座として、1日にレクチャー「さあ、ジャズを聴こう!」を行いました。7、8日には日本劇作家協会東海支部プロデュース「ど・どしのぎ祭」を行いました。これは、以前実施していた劇王に代わるイベントとして行ってきましたが、集客が伸び悩んでいることもあり、次年度から見直ししようと考えています。20日に「JAZZ長久手」を行いましたが、今年度5回目のジャズ企画であり、5割程度の集客でした。公演の内容が分かりづらかったためと考えられます。20日からは「創造博」として、創造スタッフによるイベントをシリーズ化して実施しました。音楽系の創造スタッフ3名が今年度限りで終了することから3回のコンサートと美術系スタッフによる作品展を行いました。また、4日から27日の間に「小学校であーと」について、市内6校の小学校で実施しました。続いて、3月の日程ですが、10日から15日に、文化の家のアートスクール受講生による発表会を行います。21、22日には、長久手市劇団座☆NAGAKUTEによる演劇公演があります。27日は、避難訓練コンサートとして、愛知県警察音楽隊による演奏と避難訓練を実施しますので、ぜひ参加してください。その他として、2月15日に文化庁の職員が事業内容の視察のため来館されました。「演劇大学inくだまつ」に参加し、文化の家の取組を紹介してきました。文化の家の昨年1年間のクリッピング調査を行い、実施した事業等に関し、約4,400万円の広告換算となったという結果でした。 また、文化の家が作成した15周年記念映像コンテンツが、愛知県広報コンクールで特選を受賞し、全国広報コンクールに推薦していただくことになりました。

 文化の家では過去10年間「劇王」という演劇イベントを行っていましたが、神奈川県知事からぜひこのイベントを実施したいということで、長久手市にも県職員が視察にみえました。そして、2月に神奈川県が劇王を実施し、その記事が新聞に掲載されました。

委員 小学校であーとについて、ぜひ参加したいので、早めに日にち等を連絡してください。また、チケットの売れ行きが良くない公演等について、職員にチケットを購入してもらうよう働きかけなどはされましたか。

事務局 売れ行きの悪い公演については、市役所の庁舎内でチケットを購入してもらうよう働きかけはしています。関心がある職員は来ていただいています。

委員 職員や一般の人に関心をもってもらうためにはどうすればよいかを考えることが必要です。芸術というものは、全てが満席となるものではありませんが、市内の人々が好む傾向をさぐる必要があると思います。また、素晴らしいことを実施していることを、もっとPRしていくことが重要です。

事務局 モニター制度として、公演をみてもらい、意見をいただいていますが、PR不足であるという意見をよくもらいます。そのため、第3者視点からの広報アドバイザーを取り入れていくことを考えています。創造スタッフにも広報専門家をいれ、広報部門に力を入れていきたいと思っています。

委員 公演等へ足を運ぶためには、口コミや関心がある人からの誘いがあることが有力です。また、気軽に訪れることができるような取組も必要です。

委員 文化や芸術本来の楽しさを感じてもらうことが重要だと思いますので、視点を変えてみることも必要だと思います。

委員 文化の家は、全国的にみても多くの良い事業を展開し、視察も多数来館している施設です。劇王のように、文化の家から事業が全国へ発信されていくことは本当に素晴らしいと思います。

委員 劇王のようにまねをされる事業というものは、いくつあっても良いと思います。

委員長職務代理 資料6について何かご意見ありませんか。

委員 ガレリアコンサートについて、出演者の報酬はどのくらいですか。

事務局 謝金として1団体20,000円です。

委員 先月は有料の自主事業はありませんでしたか。

事務局 1月はありませんでした。

委員 収支報告を毎回出して頂いていますが、非常に分かりやすいです。これに基づいて分析を行い、次年度に向けてしっかりとやっていただきたいと思います。今後は、メンテナンス費用も非常にかかってきますので、計画性をもって様々なことを実施していただきたいと思います。10年後にどうなっていたいかを考えて、今から検討していくことが必要だと思います。

委員長職務代理 その他意見はありませんか。なければ次に資料7教育総務課からお願いします。

事務局 資料7について教育総務課から報告します。小学校の運動会における、組体操の内容の見直しについてです。学校によっては、4年生から6年生で演技を行っていますが、現在、組み体操の人間ピラミッドの高層化が問題となっています。従来、人間ピラミッドは並列で実施していましたが、徐々に段が増えていき、市内の小学校では7段で実施していました。7段まで上層階ができるようになると、列も3列に増え、中の列にいる子ども達は前後に逃げることが出来ない状況となります。また、下段の子ども達にはかなりの重量がかかっていることになります。こうした現状について、西小学校から問題提起がありました。そして、人間ピラミッドの高層化は行わず、4段までにするという方針になりました。これを受け、各学校においても、来年度に向けて検討していくこととなりました。

委員 7段は高さもあり、登る児童も怖いのではないでしょうか。

事務局 高さも4メートル以上となり、また、児童にかかる加重も相当なものとなります。校長会としては、人間ピラミッドの高層化は行わず、高さは学校の判断で決定するということになりました。見栄えよりも安全性を考慮していきたいと考えています。運動会が保護者や先生のためのイベントになっている側面があるとの指摘もあり、検討していきたいと考えています。

委員 この取組は西小学校のみですか。

事務局 市内の全小学校です。先ほども申しましたが、校長会で4段までにするという方針で、高さについては各校での判断とすることとしました。

委員長 資料7について、その他何かご意見ありますか。では、公開部分の教育委員会を終了します。

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