(令和4年12月27日開催) 第2回みんなでつくるまち条例検証会議

更新日:2024年03月29日

第2回みんなでつくるまち条例検証会議

開催日時

令和4年12月27日(火曜日)午後1時30分から午後3時45分まで
開催場所 長久手市役所 北庁舎2階 第5会議室

出席者氏名

(敬称略)

(委員)
【学識経験者】
小林 慶太郎
【市民活動団体の代表】
大庭 卓也
【地域福祉関係者及びボランティア関係者】
水野 美々子
【市民活動団体の代表】
田端 香代子
【市長が特に必要と認める者】
杉原 廣二
【商工会の代表】
青山 翼
【観光交流協会の代表】
田中 美貴
(事務局)
市長公室長 日比野 裕行、市長公室次長 浅井 俊光
企画政策課長 山本 晃司、同課長補佐 安井 寛樹、
同課主任 橋本 知砂、同課主事 鈴木 悠平

欠席者氏名

(敬称略)

𠮷田 貢、細萱 健一、浅井 楓
傍聴者人数 1人
会議の公開・非公開の別 公開
審議の概要

(1) みんまち条例検証検証報告書(案)について
ア「条例の概要」「条例の検証」について
イ「取組状況について」の前文、第1章、第2章について

(2) その他

 

議事

○議事
みんまち条例検証報告書(案)について

「条例の概要」「条例の検証」について
【資料に沿って、事務局より説明】


委員
市民アンケートの回収率は他のアンケートに比べて多いのか少ないのかを伺いたい。また、市民からの意見聴取において1件の結果になったことを事務局としてどう評価しているかを伺いたい。

事務局
今年度行った他のアンケートにおいても同様の回収率であった。今回の市民アンケートも平均程度と理解している。
市民からあった意見聴取については、今後委員に意見の内容を共有したいと考える。また、1件という結果になってしまったことについては、次回実施する場合の方法を検討していくことが必要と受けとめている。

委員
前回の検証会議の意見を踏まえ、どのようなことが今回の資料に反映されているか伺いたい。

事務局
まちづくりの3原則の定義について定義づけを行うことを検討した。明確な定義づけはできなかったものの、7ページの書きぶりとなっている。また、第21条の市民及び市が検証しますとの文言の整理については「はじめに」の記載の下方に整理されている。

 

「前文」「第1条」「第2条」「第3条」について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
「長久手市みんなでつくるまち条例に基づく計画等策定ガイドライン」の内容を見たことがあるが、重要な成果の一つであると考える。委員の方にもガイドラインを配布し、情報共有することは可能か。

事務局
委員の方への情報提供は可能であるため、情報提供させていただく。

委員
11ページのグラフの違いがわかりにくいため、色を変える等、表記を工夫されたほうが良いと思われる。

委員
条例の周知が7.9%が高いのか低いのか、他の市町では5%程度のところもあるが、事務局としてはどう捉えているか。

事務局
さらに周知度は上げていくことが望ましいと考える。そのため、今後も啓発事業に取り組んでいく。

委員
みんまち謎解きクエストについては実施中のことだが、共生ステーションに訪れたとしても気付かない人も多い。共生ステーションのスタッフの方にも協力いただいて実施することがより良いのではないか。

事務局
地域共生ステーションスタッフには通知し、まち詩を流す等、協力をお願いしているところである。今後もより良い啓発の方法を模索していく。

委員
コロナ禍において人が集まることが制限されていたなか、オンライン会議の開催等、様々な工夫がされていたと思われる。そのような取組も記載するほうが良いと思う。

委員
前文の文言では、本条例が目指すところ、どのような状況になったら達成できたと言えるのかが、あいまいであると感じたため、そういったこともわかるようにできると良いと思う。事務局としての目指す将来像はどのようなものか。

事務局
達成できたかどうかを示す目的で数値的な指標を設定することは難しいと考える。今後は、市民が主体的に行動する自治の力を育むことが必要であると考える。地域の活動が盛んになってくれば、地域コミュニティが形成され、能動的に活動する市民が増えていくことが望ましいと考える。

委員
事務局からの説明で理解できるが、条例の文章だけでは市民としては何をしていけば良いのかがわからないと感じた。市民がどうまちづくりに関わってもらいたいかも文言で示すことが適切と考える。
また、前文においては「ジブリパーク」の文言を入れたほうが良いと考える。長久手市内の人だけでなく、市外の人へ伝える意味でも必要ではないかと考える。

委員長
条例に沿った取組を検証するだけでなく、条文そのものの検証も必要ということでよろしいか。

委員
時代の流れが速いなか、その流れに合わせて条文を変えていく必要があると思う。

事務局
今回は初めての検証になるので、条文そのものの改正も必要に応じて検討されるところではあるが、条文に沿った取組について検証していきたいと考える。

委員
5年のサイクルでの検証では時代に合った条例にはならない。条文の改正についても同時並行で考えていく必要がある。

委員長
どうやったら条例が目指すまちづくりに近づいているのかということも重要であるとの意見なので、総則なので検証は省略ということだけではなく、何か条例が目指すまちに近づいているかというところは事務局としても検討されたい。

委員
条例の認知度について年代別で把握することは可能なのか。

事務局
クロス集計等で把握することは可能。

委員
条例の制定時に関わった人たちも期間が経つと関わりが薄くなっていくと思う。自分の活動のなかでも最初は多くの方に関わっていただくが、時間が経つと、当時関わっていた人が少なくなるように感じる。条例の啓発においては、そういった観点も踏まえ、啓発していくことが必要と感じる。また、若者にもこの条例を知る機会、こういった検証を行っているということを知ってもらえる機会があるとより良いと考える。

委員長
啓発においては、世代的な差もあるかと思われるが事務局としてはどう考えるか。

事務局
幅広い世代に啓発していくことが大切と考える。庁舎の17時よりまち詩を流すことや、共生ステーションでもまち詩を流すことを行っている。
また、小中学校でまち詩の歌詞を記したポスターを貼ることで、小中学校の生徒会が自発的に考えて行動に移すような取組もみられるので第6条でも取組が抽出されているが、紹介させていただく。

委員
自分の家族に小学生がいるが、まち詩を歌っているところを見たことがある。子どもの頃からまち詩を聴き、地域に関心を持つことの大切さ等にふれることは重要なことだと考える。

委員
まち詩の小学生の認知度は高く感じる。まち詩の趣旨について小学生では難しい内容であっても、将来大人になったときにこの詩の趣旨がわかるようになってくると思う。

委員
印象的なことは検証として扱うのは難しいかもしれないが、必要なことだと思うので検証として扱っていくことが大切だと思う。

委員
子どもの頃からまち詩を聴くことは将来大人になったとき、活きてくると思う。

委員
まち詩がキッカケで条例を知り、行動に移すということが南中学校であったとのことなので、その取組を他の学校で取り組むことはできないか。

事務局
南中学校の取組は生徒会が自ら考え行動した取組である。そのため、同じ取組を各小学校で行うよう促すよりも、本取組を他の小中学校に周知し、それぞれの主体性を推進するほうが良いと考える。

委員長
第2条におけるこの条例との整合性について、何か具体的に条例の理念が含まれていることがわかる条例等はあるか。

事務局
令和2年度に制定された景観条例では、「市民の責務」について記されており、本条例に沿った条文がある。

委員
総合計画についても本条例に沿ったものと言えると思う。

 

「第4条における情報共有」について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
情報共有はツール論だけではないと考える。広報やホームページ等の媒体に関することも必要であるが、情報共有をした結果、新たな動きが生じたということが大事である。条文には議会、市民、市の情報共有ができていることが必要であると考え、3者が同じ情報を持ち合うことが重要と考える。取組のなかでは、施策的な判断の際にどのようなプロセスを踏んだのか、その辺りまで情報共有できていないことにより、ボタンの掛け違いで起こってしまう失敗もあると思う。議会と市がどのように情報共有したのか、協働のところでは子ども議会等の取組がでてくるが、情報共有には議会とのやりとり等がでてきていない。情報提供するなかで市民が理解できているか議会が理解できているかを測ることも必要だと考える。ツール論だけではなく、精神論も必要になってくるのでは。

委員長
どのようなツールを使ったかも大切であるが、実際にどこまでの情報共有ができているかを確かめるべきではということで良いか。

委員
情報提供についてどこまでできているかを考えたうえで、課題が残っても良いと思う。これからどのように行動していくか、市だけでなく、市民としての活動の今後にも作用することができると思う。

委員長
配布資料のなかに議会基本条例の検証結果の資料があるが、こちらについて何か事務局より説明はあるか。

事務局
議会基本条例第8条では「市民参加及び市民との連携」について定められており、情報共有に関係する条文についても検証されている。ただ、協働のことについては議会基本条例に定めはないため、子ども議会による取組を抽出している。

委員
長久手市でもLINEの公式アカウントで登録者数は1万人程度と聞いている。LINEの公式アカウントについて今後どのように運用していく方針なのか。

事務局
現在のLINEの公式アカウントを活用していくなかで、市民の方が情報を探しやすいような情報発信について検討する必要があると考えている。

委員長
各課に行ったヒアリング内容のまとめの部分で取組と課題がリンクしていると思われるが、今の報告書では把握しづらいので、追記等を行い、分かりやすくすることが必要と思う。

委員
情報共有の各課に行ったヒアリングのなかで、課題の部分について把握できる部分もあるが、今後の取組について記されてはいない。具体的な内容でなくても良いので方針だけでも今後の展開についても記していく方が良いと考える。

 

「第4条における市民参加」について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
12月に市民団体が実施する市が洞小学校でスカイランタンを飛ばすイベントに参加した。とても楽しいイベントであり、有意義であったため、そのようなイベントも推奨される。

委員
若い世代への市民参加について記されていると思われるが、具体的には何歳くらいを想定されているか。

事務局
より一層参加いただきたい世代としては、30代くらいの子育て世代を想定している。

委員
学生が若い世代にあたると認識していた。子育て世代も子どもをきっかけとして参加することも理解できるが、長期的な視点でいくと、いずれ大人になったときに参加してもらえることも考えられるので、高校生、大学生にも市民参加を勧めていくことも必要と考える。

委員長
若い世代という言葉だけだと具体的な世代が把握しづらいので、何十代等の書き方に変えたほうが良いと思われる。

委員
市で様々な取組をされてきたことはこちらの報告書で把握できるが、今後、市民参加を勧めるうえで最も注視すべき課題は何であるかについても検証し、方針でも構わないのでその解決策を示していくことが今後の条例に沿った取組を進めていくうえで重要なことであると思うし、よりよい検証になると思う。

 


「第4条における協働」について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
参加、協働された方の意見を取り上げるとより良い検証になると思う。

委員
主な取組について是非追加したほうが良いと思うのが、地域協働計画の改訂におけるワークショップの取組。地域協働計画が策定されてから10年が経ち、協働がどうあるべきかを再度、考えたことについても評価されるべきであると思う。まざってフェスタについても市民を巻き込んで大がかりなイベントであったと思うので報告書に記載していくことが良いと考える。最後に子ども議会について市政10周年事業として行われたとのことだが、良い取組なので今後も開催されることが期待される。

事務局
地域協働計画の改訂のためのワークショップについては第10条に計画策定に関する条文があり、そちらで抽出していくことも考えられる。また、まざってフェスタについても第9条の部分で取組として抽出しているところである。

委員長
取組によっては様々な条文が関連していると思うので、取組を記す際には報告書の記載を工夫いただき、条文毎に左右されない記載にしたほうが良いと思う。

委員
まざってフェスタに参加したが、普段の活動ではつながりが持てない団体と交流することができた。新たなつながりづくりにつながったと思われるので取組として挙げさせていただく。

委員
各課に行ったヒアリング内容のまとめのなかで略称の名前があるため、正式名称に修正されるほうが良いと思われる。

委員長
正式名称に変えたとしてもその団体や事業が市民の方にわからなければ、内容が把握できないと思われるので、市民の方が見ても内容が理解できる表記にするほうが良いを思う。

 

「第5条」「第6条」について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
南中学校の全校討議についてもう少し詳細が知りたい。取り組んだ背景、どんな話があったのか等がわかるとより良いと思う。全校討議に取り組んだ生徒はいずれ卒業してしまうので在籍している間にヒアリングできれば良いと思う。

事務局
今回の全校討議をきっかけに何か具体的な取組をされることが期待される。報告書では取組をより詳細に記載していく。

委員
本条文では主に3つの取組について記載されているが、市民の取組のなかでは香流川を清掃する活動であったり、児童の通学を見守る活動であったり様々な取組をされている。そういった取組についても条例に沿った取組といえると思うので、記載していく方が良いと考える。

事務局
市民団体の活動の把握を目的に市民活動団体へのアンケートを実施した。現在、集計中であるため、今回の会議で示すことはできなかったが、第13条の市民活動団体に関する条文があるのでそちらで取組についても抽出してきたいと考える。第6条については他者の価値感を認めることについて主に抽出しているところである。

委員
市民団体へのアンケートの結果等は今後、報告書に反映されることで良いか。

事務局
次回の検証会議では第10条以降を扱うため、検証報告書に反映していこうと考える。

委員
先ほどのことと被るが、条文にとらわれず、取組の記載に他の条文も参照されるような記載があると良いと思われる。

委員
市民主体のまちづくりについては、何か団体として活動している人だけではなく、個人でまちづくりに取り組んでいる方もいると思われる。その辺りについても報告書で記載があるとより良いと思う。

 

「第7条」「第8条」「第9条」について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
本条例の制定に至った際には、議員のなかで、条例の制定に反対の意見の方もいた。そういった経緯のなかでは条例制定から期間が経ったが、今、議員の方々に条例についてどのようなことを思っているのか、何が良かったところなのか、何が良くなかったのか等を聞いていくことが必要と考える。条例のなかでも議員の役割及び責務が記されているため、議員に対しても条例の検証について説明していくことが必要と考える。
また、第9条においては地域共生推進課が創設されたことが大きなことであるため、報告書には反映したほうが良いと思われる。また、意見にある「関わりがある市民が一部の方に限られる」とあるが、市民側からみると行政の職員についても一部の職員に限られるということも言える。

事務局
現状では、議会に対し説明する等のことは想定していなかったが、この意見を受けて議会に対する説明等をどのようにしていくかは検討していくところである。地域共生推進課の創設については、大きな取組であるので記載については検討される。市民からすると、一部の職員との対話に偏ってしまうとのことについては、職員全体で条例を意識し、市民との関わりを推進していくことが必要であるため、職員も意識して、業務にあたる必要があると考える。

委員
役割及び責務について、市民や職員、市長と個人に対する記載がある条文に対し、議会と定義されていることについて違和感を感じる。議員の方々も市民でもあるが、市と市民とは違って、議員の方との距離を感じるため、議員の方々にも条例の検証に関わってもらうことが必要と考える。

事務局
第7条について議会基本条例に定められているところであるが、議会では市民に対する報告会等を行っていると思われるため、その取組についても条例に沿った取組と言えると思われる。

委員
議会報告等の取組についてもこの報告書に反映していくことが必要と考える。

委員長
議会基本条例の検証報告書における第2条の部分について「みんなでつくるまち条例の改正と合わせてはどうか」等の意見もある。議会での一般質問におけるみんまち条例に関する質問等についてのやりとりについても一度ご確認いただき、必要に応じて検証会議のなかで報告いただくことがあっても良いと考える。

 

第2章全体のまちづくりの3原則における検証について
【資料に沿って、事務局より説明】

委員
先ほどと重複するが、情報共有については手段になってきていることがあるので、市と市民と議会が情報を共有していくことが重要だと考えるため、情報共有をどう進めていくのかも踏まえ、報告書に記してあると良いと思う。

委員
市民団体で取り組む方々にとっては活動するうえで財政的な問題が大きい思う。市の取り組む協働まちづくり補助金があるが、10万円の制限や年に1度ということもあり、活用しにくい部分がある。クラウドファンディング等について進められているところではあるが、中々敷居が高い。

事務局
いただいた意見については参考にさせていただき、できることについて検討していきたいと考える。

委員長
第14条では地域活動団体や市民活動団体への支援が書かれているので、第14条の検証に際により整理されると思われる。

委員
長久手の魅力を市内外に発信していくことが重要と考える。ジブリパークの開業に合わせ、観光事業等が盛んになることが想定されるが、市内に住む方だけでなく、市外に住む方も含め、より良いまちを考えていくほうが良いと考える。

委員長
情報共有について市からの情報発信に偏っているところがあるため、市民からの情報提供等を市民同士で共有したり、職員のなかで共有したりする部分も重要な取組であると思う。
また、市の職員も条例上でいくと市民にあたるため、市民としての自覚を持って、地域活動等に参加してもらう等を推奨していければ良いと考える。
 

会議資料

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