長久手市下水道事業将来予測について

更新日:2020年11月30日

はじめに

下水道は、衛生的で快適な生活環境への改善と、河川等の公共用水域の水質保全、雨水排除による市街地の浸水対策などを目的に整備されており、計画的に整備を進め、適正に維持管理していく必要があります。本市の公共下水道事業は、昭和53年8月に整備の検討に着手し、平成8年に公共下水道の供用を開始したことに始まります。その後、段階的に整備を進め、平成8年に長久手浄化センター、平成25年に南部浄化センターの供用を開始しました。こうした整備の結果、平成24年度末現在の市全域における公共下水道普及率は87.6%となっています。
これまでの下水道は、人口増加や生活様式の高度化に伴う水の使用量の増加などを前提として、生活環境の改善や水質保全、浸水対策を目的とした整備を進めてきました。しかし、近年は地震対策、ゲリラ豪雨対策などへの取組みが急務となっています。さらに、事業開始当初に整備した長久手浄化センターや管渠は整備後年数をそれぞれ経過しており、これらの施設の老朽化対策等も必要で、修繕の増加や機械の入替えも見込まれます。
これらの下水道施設の整備や維持管理には、多額の費用が必要となります。本市では、特別会計として下水道使用料や補助金、市債を主な財源にその運営を行ってきましたが、現時点では使用料収入ですべての費用をまかなうことが厳しい状況であることから、市債の償還のための財源の多くを一般会計からの繰入金に依存している状況です。
こうした厳しい経営状況の中で、今後も計画的、効率的な事業経営を行うため、「長久手市下水道事業将来予測」の作成を行いました。

将来予測について

将来予測における条件等について

  • 長久手浄化センター及び南部浄化センターについて、老朽化に伴う機械入替等の大規模な修繕は、新設から20年程度でそれぞれ見込んでいます。
  • 起債償還費は、現在の借入額に伴うものと、今後借入を行うものの利率等を試算し推計して見込んでいます。
  • 使用料については、改定なしで見込んでいます。
  • 行政人口については、「長久手市将来人口推計(平成24年改訂版)」を基にしました。
  • 工事費、維持管理費、財源、処理水量等様々な費用や数値に関しては過去の決算額等から推計を行っております。
  • 本将来予測は、平成25年度現在における予測であり、今後の社会情勢等により変更する可能性があります。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 下水道課
〒480-1168 愛知県長久手市坊の後106番地

電話番号:0561-56-0624
ファックス:0561-61-5311

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