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更新日:2011年3月17日

常設展案内

常設展示風景

展示風景1

郷土資料室2階の展示室です。

甲冑・火縄銃や長久手の棒の手など民俗芸能のほか人々の暮らしに関する資料を展示しています。

甲冑

畳具足・畳兜(提灯兜)

畳具足・畳兜

畳兜形式の兜鉢は、足掻きがあって、置くと腰巻の高さに縮んでしまうので、畳兜または提灯兜と呼ばれた。

畳具足は折り畳んで小さくすることができ、簡便に携帯したり大量の数を少容積で収納できる便利なよろいである。

具足とは、もともと装具完備の意味で、兜、面具、胴、籠手、脛当などを完備した甲冑を指す。

畳具足・畳兜は製作も容易であったので、大量生産を要する下級武士の御貸具足にしばしば用いられたが、その便利さが上級武士の心得としても要求され、緊急非常用、旅行用などのおりの携帯用にも用いられた。

この畳具足・畳兜は、毛利家の家紋が入り上級武士の用いた注文づくりの高級品であると思われる。

切付紺絲威二枚胴具足・鉄黒塗十六間筋兜(明珍)

切付紺絲威二枚胴具足・鉄黒塗十六間筋兜(明珍)

《具足》

鉄板の上部を小札頭状に切刻み(コクソ)を盛って本小札のようにみせる切付札である(板小札ともいう)。

 紺絲で威し七間四段下りの高級具足である。

切付札は、安土時代から江戸時代にかけて高級具足にも用いられ、鉄砲からの防備のために、本小札から均等に盛り上げる技術はなかなか難しい。特に、札の重なりに見せる数をその手法熟練と経験を要し、また、コクソを鉄に食いつかせる漆の手法にも技術を要した様である。

《兜》

鉄十六枚を矧ぎかさねて構成した兜鉢で、響の穴を設け、四天の鋲を打っている、古さのある小ぶりで重量のある型の良い筋兜である。明珍か早乙女系の桃山時代の作品である。古くからの筋兜の場合、響のすぐ上に先とがりの鉄鋲を付けておく。この鋲を四天の鋲と呼ぶ。これは鉢の中央頂上の穴を天辺の穴といい、その穴中を弓矢八幡大菩薩の鎮座し給わう場所とし、八幡座と呼ぶことから、八幡座を囲む四天の神、すなわち、増長天、広目天、持国天、多門天を象徴する呼び名で四天の鋲というのである。  

この四天の鋲は、響の穴、天座の結びの頭を斬られないようにするため、敵の刃を止めて滑らせるためのものである。

伊予札白糸素縣威胴具足

伊予札白糸素縣威胴具足

当世具足 室町時代~安土桃山時代

伊予札という形式が生まれたのは、鎌倉時代にさかのぼると推定され、南北朝時代の甲冑にはすでに多く使用されている。室町時代にも多く使われたが、一番流行し多く使われたのは安土桃山時代ごろの当世具足である。戦国時代から安土桃山時代にかけて発達した独特の形式の甲冑を当世具足と呼ぶ。当世具足の特徴は、槍や鉄砲に対する防御力を増強したことにある。

本品は、伊予札を横縫いしてから、なめし皮で覆って木目込みして漆をかけ、白糸で素縣威とし、草摺は七間四段下りの室町時代の後期の形式手法が多分に残っている貴重な当世具足である。 

金箔押菱二枚胴具足

金箔押菱二枚胴具足

当世具足 江戸時代

この時代には特に、胴に小札の代わりに頑丈な鉄板を用い二枚胴としたものが主流となった。戦闘参加人数の増加に伴い、部隊や個人を識別する目印としてののぼり旗指物装置を背に付け、外観、構造、機能とも大幅に変化した。

突盔形兜・伊予札紺絲素縣具足

突盔形兜・伊予札紺絲素縣具足

 安土桃山時代~江戸時代初期

伊予札という形式が生まれたのは、鎌倉時代にさかのぼると推定される。一番多く使われたのは安土桃山時代のころの当世具足である。当世具足は着用者の好みに合わせて製作されたもので、その種類は非常に多く、構成上単調なものから装飾的に意匠をこらしたものまであり、これは戦場で敵に認識してもらうとする自己顕示精神の表れであるとも言われている。

この甲冑は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての作で、兜は単調な突盔形であるが、堂々とした三日月の前立てを備えている。また、1.8~2.0メートルはあったと思われる着用者の身体を包む大きさは感動的であり、武者の剛勇さを今に伝えている。

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合戦に関する道具類

火縄銃

火縄銃5本セット

火縄に付いた火を火薬(黒色火薬)に点火させて弾丸を発射する武器である

火縄銃拡大 

火縄銃拡大2

棒火矢

棒火矢

鉄製の火矢筒に火薬を込め、火矢の先に火薬等燃えるものを取り付けて火をつけたまま打ち込む武器である。
江戸時代に使用されたと言われる。

火矢筒

火矢筒

棒火矢を打つための筒 

火縄銃弾丸鋳型(玉型)・鋳鍋

火縄銃弾丸鋳型(玉型)・鋳鍋

《鋳型》

火縄銃の弾丸を作るための鋳物の型、弾丸は鉛で作られた。

《鋳鍋》

溶かした鉛を鋳物の鍋で玉型に流すために用いた。

火縄銃弾丸(見本)

火縄銃弾丸(見本)

紺染火縄

紺染火縄  

合薬入れ(火薬入れ)

合薬入れ(火薬入れ)1 合薬入れ(火薬入れ)2

二段内早合

二段打早合

二段分の玉と火薬を打てるようにして、射撃速度を早めるように工夫された薬筒

家紋入り早合(尾張家老 渡辺家)

家紋入り早合(尾張家老 渡辺家)

一発分の玉と火薬をいれておく薬筒 

導火

導火

火種を保持するために用いる道具

陣中床机

陣中床机1

陣中床机とは、戦場で大将が用いた折りたたみの椅子である。

本品は、黒漆塗や素銅金具に金箔がたたき塗られていて、また、床机の革は大変保存状態が良いものである。

陣中床机2

本品は、黒漆塗、素銅金具に卜金座つきの高級品である。本品と同一のもので大阪城に豊臣秀吉所用と伝承されているものがあり、その足座の裏に朱漆で「慶長十六年辛亥霜月吉日」と記されているので、本品もそのころに製作されたものと思われる。

鞍

水筒

水筒

水や酒を入れ使用する道具。酒は野戦には必携のもので傷口を洗ったり、消毒したりするのに使用された。

また、雪中では、指先に塗って冷たさを防ぐのに役立ったようである。

真鍮製菊花図水筒

真鍮製菊花図水筒

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 衣食住に関する道具

衣食住パネル

本膳

本膳1

本膳とは、正式の日本料理で最初に出す膳の食器一式のことである。 

本膳2

(昭和初期の農家の食事)

  • むぎめし
  • みそ汁
  • メザシ
  • コーコ(大根漬け)

オコシモンの型

オコシモンの型

「おこしもん」はとは、愛知県で桃の節句に供えられるひな菓子のことである。

その「おこしもん」を作るための木型

角斗舛・ねここたつ・湯たんぽ

角斗舛・ねここたつ・ゆたんぽ

  • (角斗舛、左) 上部の直角に交わる肘木の交点を支える特殊な舛
  • (ねここたつ、中央) 暖房器具。主に布団の中に入れて使用する。
  • (湯たんぽ、右) 暖房器具。主に布団の中に入れて使用する。 

たばこ入れ

たばこ入れ

喫煙に必要な火入れ、灰落とし、たばこ入れ、キセルなどを一つにまとめるための道具

ランプ

ランプ

照明器具 

アイロン・コテ

アイロン

(アイロン)

炭を握りの下に入れ、反物や衣類のしわを伸ばす道具

コテ

(コテ)

先端の鏝(こて)の部分を火であぶって適当な熱さにし、反物や衣類のしわを伸ばす道具

竿はかり

竿はかり

重さを測る道具

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 亜炭と長久手

亜炭パネル

亜炭とは、イワキともカワキとも呼ばれ、正式には褐色褐炭という名称である。炭化度が低い石炭で、100~1600万年前に樹木等が埋積した腐植炭の一種である。

長久手の地下60メートルくらいまでの地層は、約500万年前から堆積されてきた亜炭の宝庫であった。

大正・昭和初期にかけては日本の5大産業の一つに数えられ、当時の長久手村のあちこちで亜炭掘りが行われていた。

亜炭採掘の様子

亜炭採掘模型

亜炭採掘時に使用された道具

亜炭実物

  • まがり(左)
  • じょれん(中央)
  • 亜炭実物(右)

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棒の手

棒の手パネル

棒の手は、愛知県の代表的な民俗芸能の一つであり、県の無形民俗文化財に指定されているものも多い。長久手の棒の手は、昭和31年6月21日に愛知県の無形民俗文化財として登録された。

棒の手の起源についてははっきりとした資料もなく定説がない。一説には、本郷城主(現日進市)丹羽氏清が、城下の農民に武術を習得させたのが始まりで丹羽氏の勢力が増大するにしたがって広まったとする説や、巻物をはじめ棒の手の内容に関する記録には修験道の影響も強いことから、修験道に起源を求めた説もある。

長久手には、見当流、起倒流、鷹羽検藤流、藤牧検藤流の4流派があり、それぞれに特徴がある。

棒の手巻物

棒の手巻物

棒の手は、演技を習得すると師匠(容し主=ゆるしぬし)から奥義の口伝と巻物が相伝されてきた。巻物は、秘伝であったため、本来当人が亡くなれば焼却するか、神社に奉納することになっていた。今日残っている巻物は、「死に巻」と言って、偶然にも子孫や仲間内で保管されてきたものであることが多い。

譲渡證書

譲渡證書

検藤流棒ノ手御容之巻 

棒の手得物

棒の手道具一式

木太刀、棒、くさり鎌、槍など

藤牧検藤流”半月” の一場面

藤牧検藤流”半月” の一場面1 藤牧検藤流”半月” の一場面2

藤牧検藤流”半月” の一場面3

お問い合わせ

くらし文化部生涯学習課 

電話:0561-56-0627(生涯学習係)・0561-63-1000(スポーツ係)

ファックス:0561-63-2100

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